BBB MAGAZINE

  • プロトモスピーダ

    2008.05.20 / Vol.06

    オリジナルヘルメット製作に着手

CREDIT

「プロトモスピーダ」オリジナルヘルメット制作!
ヘルメット
ヘルメット協力●ファインバレイhttp://www.finevalley.co.jp/

まずはベースヘルメット探し!

プロトモスピーダに跨る際、一体どのようなメットを被れば違和感がないか? 車両製作にあたっては、ライダーが跨った状態でこそ完成されるその姿をも想定してトータルに考えなければならない! ・・・というワケで車両製作の前にまず、ヘルメットを作ることにしました。まず帽体のベースとして考えたのはヘルメット生産で有名なイタリアで作られている『REEVU MSX1』。"後方が確認できる"リアビューシステムを搭載したメットで、そんな画期的なギミックが大変面白いのでこれをベースに考えててみる。
『REEVU MSX1』をベースに荒牧さんにデザインを依頼。メカニカルなオプションを搭載したようなオリジナルデザインが仕上がってきた。もちろんリアビュー-システムはキッチリ活かされているぞ!

ベースヘルメット決定!!

デザインの要となるフロント額部分のバイザー取り付けをどうしたものかと考えていくうちに造形担当のファニーズ川口さんとから「パイロットヘルのような形状の帽体を使用した方がむしろ楽なのでは?」という意見が出る。そこで再びファインバレイさんのサイトを見ていると『OSBE TORNADO』を発見! ミリタリーを意識したデザインはプロトモスピーダのコンセプトにもマッチ! サイド部分にもチンガードが取り付け出来そうなネジ穴もあるし、ベースはこれに決めた!!

スタイロフォームで形を作る

まずは建築材のスタイロフォーム(上写真)を切り取り&削っていき、大雑把な形状を作っていく。帽体部分にはアルミのテープを貼っているのだが、これはFRPなどが貼り付かないようにするための下地処理ですよ。

捨て型を作るぞ!

スタイロフォームで成型した帽体を覆うようにFRPを貼っていってメス型を製作。これはあくまで捨て型となるものなので大雑把に作られています。

原型のベースを抜く

原型のベースを抜く

上記のメス型をベースにして内側にFRPを貼っていけば、おおまかな形状が出来るというワケだ。ここからパテで成型していくので、今は大まかな仕上がりでOKなのです。

パテで原型を作る

パテで原型を作る

帽体に取り付けられたFRPパーツ部分の表面にパテを盛って仕上げていきます。パテを盛っては乾かし、そして削る。この作業を何度も繰り返して作っていきます。

二次元であるイラストと三次元となる造形物では、どうしても辻褄が合わなくなる箇所も出てくる。例えば「後方側のフロントバイザーと帽体との隙間はどうするか?」とかね。

滑らかなアールを描きつつ帽体へ誘う

試行錯誤の末に問題の後方の部分は直線的だったラインを変更することにしました。後方部分は滑らかなアールを描きつつ帽体へ誘うことにしたのだ。かなり良い塩梅!

シルバーで仕上げ

何度か修正を重ねたところで、色を塗ってみることに。とりあえず帽体と同じシルバーで仕上げていただくことにしましたよ。

『プロトモスピーダメット』用キットパーツ

これが出来上がった『プロトモスピーダメット』用キットパーツ。「このファニーズカスタムサービスによる造形クオリティは是非現物でご確認頂きたい!」と思った!

そこで...ガレキの祭典ワンダーフェスティバルに出陣だ!
『プロトモスピーダヘルメット』出展!

なんと、ガレージキット最大のお祭りである「ワンダーフェスティバル2008[冬]」の電撃ホビーマガジンさんのブースに『プロトモスピーダヘルメット』を出展させていただきました!! 立派なガラスのケースに入れられ、その存在感を激しくアピール!! 周りを取り囲むのは刺繍屋Addictionsさん(http://www.addictions-inc.com/)でオリジナル製作したワッペンです。

更なるディティールアップへ!!

まだ仮の姿

実はワンフェスに出展させた状態はまだ仮の姿であった!! ここから更に、より細かいディティテールアップとLED照射機能も加えたものとして、完全版に仕上げていきます!!

オリジナルヘルメット制作はスムーズに着々と進む!!

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