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    2011.12.28 / Vol.10

    NSR50 ホンダ

CREDIT

ホンダ NSR50のトップ
ホンダ NSR50 カスタム

千葉県千葉市にお店を構えるライテックさんではスーパースポーツを楽しく乗ってもらおうとライディングテクニック上達を目指すための練習用にミニバイクのレンタルガイド(貸し出し引率)を行っている。 今回はその中の一台、NSR50を取り上げてみた。
NSR50といえばNチビの愛称で親しまれている本物志向のマイクロレーサー。各地で行われている50ccのミニバイクレースでもNチビは大人気である。これからミニバイクレースをはじめようと考えている人は、こんな一台を参考にしてみてはいかがだろうか。

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Point.1  転倒傷はライテク上達の証
NSR50

このNSR50、ライテックさんのレンタルバイクということで、外見は傷だらけ。ちょっと痛々しい。よく見るとカウルの割れた部分をリベットでつなぎ合わせてあるなど、苦労の跡が伺える。
「直しても直しても外装ボロボロで、外装かえてもみんな転ぶから、メンテナンスで手を入れているところは、エンジンくらいですね。」 と大森店長。 しかし、この転倒傷こそがライテク上達の証なのである。

Point.2  レースのレギュレーションに合わせたマシン作り
(上)キックアーム(下)スピードメーター
(上)キックアームは取り外し押しがけ仕様に(下)スピードメーターは取り外されPOSHの水温メーターに変更

ミニバイクレース専用車両ということで、コテコテにイジってあるのかと思えば、そうでもない。いや、むしろほぼノーマルに近い形といっていいだろう。これは、レースのレギュレーションによるところが大きいのだ。
とは言っても、サーキット走行に必要のない純正パーツ、エアクリーナー、スピードメーター、キックアームなどは外してある。
「NSRミニっていうのがあるんですよ。レース用のやつ。それのサスペンションを入れてますね。あとは大きいラジエーターがついていたりとか、 それくらいですよ。やるところはもうほんとそれくらいで、後は腕なんで。」
確かに、パーツに頼っていてはライテクの腕も上がらない。

(左)キャブ (中央)チャンバー (右)リアサス
(左)キャブはファンネル仕様に (中央)チャンバーはN-plan (右)リアサスはNSRminiのものに換装
Point.3  ライテク向上のための『みんなのバイク』
みんなのバイク
ライテク向上のための「みんなのバイク」がこのNSR50なのだ

「これでたまに3時間耐久とかあるんですよ。メンテナンス代とか含めて幾らってやって。3人とかでやるから、1人頭そんなにかからないので。そんときにタイヤとか変えちゃうんです。」
なるほど、このNSRはライテックさんのレンタルバイクだが、言ってみればライテクが上手くなりたい「みんな」のバイクでもあるのだ。 みんなで乗って、コケて、ステップアップしていく。 「女性の人で、ミニバイクちょっと乗ってみたいなって言われて、その人は会社仲間でXRのレースやってるみたいなんだけど、XRはカラダが合わないらしくて、それでコレ(NSR)乗ってみたいって言われたんです。で、ちゃんと乗れるようになって3ヶ月位したらGSXR600に乗り換えていましたよ。」
千里の道も一歩から。600cc、リッタークラスのSSに乗るのも、まずはこのNSR50のようなミニバイクからということなのだろう。

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