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    2017.08.04 / Vol.22

    GO!キャンプツーリング 朝霧高原編

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テントとリトルカブ
湖とリトルカブ

天候不順で雨も多かった夏ですが、徐々に涼しく過ごしやすくなってきましたね。北海道からは紅葉の便りが届き、これから徐々に紅葉前線は南下、10月下旬になると関東でも紅葉が見られるでしょう。さて、そんな季節になる前に行こうと思ったのが朝霧高原。関東からも近く、アクセスバッチリ。インターネットで調べるとキャンプ場もいくつかあるようなので、久しぶりに原付のリトルカブで出かけることにしました。

1:道志みちで秋の気配を感じる

道志みち
秋の気配を感じる道志みち。原付バイク、リトルカブにはのんびりした風景が似合う

6月に行った北海道ツーリング以来のキャンプツーリング。今回のバイクはリトルカブ、高速は走れないので下道オンリーの旅だ。しかし、約5年間で10万キロ以上も走っているリトルカブだが、いまでも調子がよく、セルスターターを押すと一発で点火始動した。エンジン音もトコトコトコ...と安定している。さすが世界で一番売れているバイク。耐久性も抜群だ。今回の旅は200キロ以上走ることになるが、問題なく走ってくれるだろう。

自宅のある神奈川県相模原市からまず国道412号を走り、津久井から国道413号(道志みち)で西へ向かう。途中のコンビニに立ち寄り最初の休憩、ベンチでアイスコーヒーを飲んでいると、バイクが何台も走り抜けてゆく。道志みちが人気のあるツーリングルートであることが分かる。

道路からは少ないが黄金色に輝く田んぼが見える、収穫の時期も近そうだ。季節を感じながら、のんびりとカブを走らせる。道志みちは狭い田舎道なので、原チャリの速度がちょうどいいかもしれない。道志みちのベスト休憩ポイント「道の駅どうし」にはバイクが20台くらい止まっている。平日とは思えない賑やかさだ。

道の駅を過ぎると上り坂の傾斜がきつくなってくる。頂上にある山伏トンネルを抜けると、一気に下り坂。運動グランドをいくつか抜けると山中湖が見えてくる。

2:朝霧ジャンボリーオートキャンプ場へ

「ほうとう不動・東恋路」
見た瞬間、誰もが「何?」と思うはず。不思議な建物が特徴の「ほうとう不動・東恋路」

天気がいいと富士山がドーンと見えるのだが、残念ながら雲で見えない。国道138号で富士吉田方面へ向かう。せっかく久しぶりに山梨県へ来たので「ほうとう」でも食べようか? インターネットで検索すると国道沿いにいくつかあることが分かった。その中から少し先にある「ほうとう不動東恋路店」へ行ってみることにした。着くとそこはドーム型というか巨大なかまくらのような、不思議な建物の店だった。人気の店らしく、30人くらいがテーブルを埋めていた。メインメニューのほうとう不動を注文すると、野菜たっぷり、麺も腰がある、食べごたえのあるほうとうだった。初めて偶然入ったのだが、ここは大正解だった。

「不動ほうとう」
大きな器に入って出てくるボリューム満点、野菜たっぷり、出しのきいた「不動ほうとう」

釣り人がいっぱいの精進湖をぐるっと一周してから「道の駅・朝霧高原」へ向かう。高原というだけに風が涼しい。時計を見ると3時を過ぎていたので、コンビニで食料を買い込むと早めにキャンプ場へ向かった。

精進湖
精進湖へ出ると、雲の上から少しだけ富士山が頭を出した。その存在感に圧倒される

今回はいくつかのキャンプ場の中から朝霧高原で最も大きい「朝霧ジャンボリーオートキャンプ場」を選んだ。看板に沿ってゆくとそこはゴルフ場の受付、どうやらここがキャンプ場の受付も兼ねているらしい。料金を払い、一通り注意事項を聞く。

道の駅・朝霧高原
道の駅・朝霧高原は立ち寄り休憩ポイント。平日でもたくさんのライダーが集まってくる

キャンプ場は少し離れたところに入口があり、道はかなり荒れたダートだった。こけないように注意しながら進んでゆく。サイトは芝生だが、かなり斜面が多い。平ら場所を探してウロウロ...、キャンパーもポツポツいる。見たところ全部で20張りぐらいはいるだろうか。
テントを張ってひと段落。夕食のパンを食べていると、徐々に日も傾いてきた。家族連れのテントから子供の笑い声が聞こえてくる。どこからのサイトからバーベキューの匂いがしてくる。それぞれがそれぞれのキャンプを楽しんでいるようだ。僕は夕食を食べ終えたあたりからウトウト... 寝袋に入ると、あっという間に眠ってしまった。

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