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    2018.01.11 / Vol.24

    GO!キャンプツーリング ビーナスラインの旅・後編

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昔からライダーに人気のある山岳ルート「ビーナスライン」。この秋、ツーリングとキャンプを楽しんできました。今回はその後編。前編では自宅の神奈川から中央高速、茅野、白樺湖、ビーナスライン、キャンプ場まで。さらに夜は三重県からやってきたライダーと出会い、一緒に焚火を楽しんだところまでをレポート。今回の後編では、2日目の様子をレポートします。
協力:ドゥカティジャパンhttp://www.ducati.co.jp/

1:和田宿へ

キャンプの夜はかなりの冷え込みだった。標高が高いこともあるが、特に足元がシンシンと冷え、夜中に何度も目を覚ました。足元にジャケットをかけて何とか朝まで凌いだ。6時すぎに起きファスナーを開けると、青空が広がっていた。最高のバイク日和だ。さらに嬉しいことにテントが濡れていない。キャンプをした経験がある人ならわかると思うが、朝露でびしょ濡れになっていることがよくあり、そんな時はタオルでテントに着いた水を拭きとったり、太陽に当てて乾かしたり大変。それがないだけでも嬉しいのだ(これキャンプあるある?(笑))

昨晩焚火をした川村さんと朝のおしゃべり。今日の予定を聞くと諏訪湖の北にある「ボッチ山」へ寄ってから帰路に向かうという。「気を付けて、また会いましょう♪」最後の挨拶をして、キャンプ場を出発をする。キャンプ場を少し下ったところに中仙道の宿場町「和田宿」があるので、行ってみる。国道142号から旧道へ入って行くと、古い建物が残る通りに出た。ここが昔の中仙道で本陣、脇本陣、問屋跡、よろずや等歴史を感じる建物がいくつか残っていた。それ以外にも昭和レトロのような古い建物もあり、とてもいい雰囲気。時間が早かったので施設はまだ見学できないよう、外から眺めるだけで先に進んだ。

2:積雪の美ヶ原高原美術館

次の目的地はビーナスラインと美ヶ原高原だ。昨夜川村さんから「美ヶ原高原には雪が積もっていたよ」と聞いているが、1日過ぎてどうなっているのだろう? 不安と期待、両方抱えながらバイクを走らせる。狭い県道は交通量が少なくまるで貸し切り道路のよう、山々を染める紅葉も美しい。時々バイクを止めて写真に収めながら、標高を上げてゆく。
ビーナスラインに出るとやはり道端に残雪があった。今シーズン初めて見る雪だ。しかし道には残っていないので安心、問題なく走ることができる。少し走ると美ヶ原美術館の駐車場に到着した。広々とした駐車場で空が大きい。今日は快晴なので遠くに雪を載せた北アルプスがクッキリ見える。まさに絶景。ヘルメットを脱ぐと、頬に当たる冷たい風が気持ち良い。

ツーリングバイクも数台止まっていて、ライダーたちが傍らでホットコーヒーを飲みながら風景を眺めている。美ヶ原美術館のレストランやショッピングモールのある建物は道の駅としても使われていて標高2000m、日本一高い位置にある道の駅としても知られている。僕はアートが好きなので美術館に入りたいのだが、今後のスケジュールを考えると時間が足りないので、コーヒー一杯の休憩で我慢して再びビーナスラインへ戻った。

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