BBB MAGAZINE

  • ジャイロで遊ぼう

    2017.04.07 / Vol.06

    キャンプツーリング(前編)

CREDIT

夏のキャンプは定番中の定番ですが、今はあえて寒い冬にキャンプを楽しむキャンパーが多いようです。そこで、今回は大容量のリヤボックスを装着したジャイロアップを使って、冬のキャンプでありながら"快適なキャンプ"をするための道具をたくさん積込んでキャンプに行ってきました!

まずは、キャンプ場のセレクトから! 冬に快適なキャンプ場とは???

CAZUキャンプ場の看板
CAZUオートキャンプ場
埼玉県飯能市赤沢1072
http://www.cazu.jp/
使い放題の薪
ピザ釜
奥に入った

早速ですが、今回のキャンプ場は埼玉県飯能市にある"CAZUオートキャンプ場"に決めました! このキャンプ場をセレクトした理由のひとつは、まず、冬キャンプには欠かせない焚き火の薪が豊富にあるということ。なぜかと言うと、このキャンプ場はキャンプ場オーナーが経営する製材所の隣にあることから、その製材所から出た端材を焚き火用の薪として提供してくるという嬉しい特典があるからです!(ひとり500円で使い放題!) さらに、焚き火用の木材は専用のラックに太さや木の種類ごとに分けられたうえ、同じ長さで切り揃えられているため誰でも使い易い状態できちんと管理されているのです。
キャンプ場の中にはバンガローが1軒ある以外はすべてキャンプサイト。目の前には川が流れており、夏は川遊びもできそうな緩やかな流れです。雰囲気もロケーションも最高のこのキャンプ場に、さらに自分にとって最上級の装備が用意されていることが、このキャンプ場をセレクトした最大の理由でもあるのです。それは"AC100V電源も使用可能"ということです! 冬キャンプに大敵なのは"寒さ"です。この寒さから少しでも逃れたいと思っている軟弱な自分は、この電源を使って"寒さ"を防ごうと思っています。そうなんです、勘のイイかたはお気づきだと思いますが、今回のキャンプでは特に夜間に寒い思いをしなくて済むアイテムを持ってきているのです! これも"わがままキャンプ"の大事なアイテムです!
入り口が製材所と共通のため一瞬迷いますが、"CAZU"と書かれた大きな青い看板があるので目印になります。場内には、整理されてきれいに並べられた薪がたくさんスタンバイしています。今夜の焚き火が楽しみです!

千葉県柏市から埼玉県飯能市までの移動は辛い? 楽しい?

RSJ703
アールエスタイチ RSJ703 HORNET ALL SEASON Jacket
HEAT INNER
アールエスタイチ RSU600 e-HEAT INNER
e-HEAT GLOVE
アールエスタイチ RST622 e-HEAT GLOVE
RSP042 充電器+バッテリーセット
アールエスタイチ RSP042 充電器+バッテリーセット
RSY248 DRYMASTER カーゴパンツ
アールエスタイチ RSY248 DRYMASTER カーゴパンツ
DRYMASTER BOA RIDINGSHOES
アールエスタイチ RSS006 DRYMASTER BOA RIDINGSHOES
DRYMASTER-X コンパクトレインスーツ
アールエスタイチ RSR042 DRYMASTER-X コンパクトレインスーツ
RAIN BUSTERブーツカバーショート
アールエスタイチ RSR210 RAIN BUSTERブーツカバーショート

今回の出発地は、千葉県柏市。これは、スタッフとの待ち合わせをBDSの会社にしていただいたからです。ここから埼玉県飯能市のキャンプ場まで、約100kmの距離となります。50ccのジャイロアップで100kmの行程を走るとなると、かなりの時間が必要になりそうです。スロットル全開でもメーター読み55km/hほどですので、都合良く考えても走行時の実測で50km/h程度。さらに50km/hの最高速度に達するまでの時間が圧倒的に遅い(笑)ため、平均時速は20〜25km/hになると思われます。仮に都合良く平均時速25km/hで行けたとすると、休憩なしのノンストップで4時間。ですが、現実的にトイレ休憩等を考えると、キャンプ場到着までに5時間は掛かりそうです。。。

この冬の寒い時期に、5時間も外気に触れたまま走るとなると身体がどんどん冷えてきてしまいます。そこで強い味方となるのが、今回用意したアールエスタイチの防寒だけじゃない"暖かいウェア"です。 トップスは、HORNET オールシーズンジャケット(RSJ703)ベストタイプの電熱インナー(RSU600 e-HEAT INNER)。グローブには電熱グローブ(RST622 e-HEAT GLOVE)、ボトムのパンツはドライマスター カーゴパンツ(RSY248)で、シューズはドライマスター ボア ライディングシューズ(RSS006)です。ベストタイプの電熱インナーと電熱グローブは、今回は専用の7.2Vバッテリー(RSP044)を使用しました。排気量の大きいバイクや発電量に余裕のあるバイクであれば迷わず12V車両接続ケーブル(RSP041)を使うのですが、今回使用するバイクが旧い50ccのジャイロアップであることから、発電量の供給が間に合わないのではないかと思い、専用の7.2Vバッテリーを使用することにしました。
さらに雨天も想定して、コンパクトレインスーツ(RSR042 DRYMASTER-X)も積込み、快適なライディングのための装備を用意しました! 準備にぬかりはありません! 寒さなどでライディングが危険なものにならぬよう、信頼のあるウェアを選んでみました。これはとても大事なことですよね。

それでは、CAZUオートキャンプ場へGo!

CAZUオートキャンプ場へGo
どでかいリヤボックス
どでかいリヤボックスの中には、オートキャンプと見間違うような大きさのグッズを積んで出発! これだけ大きいボックスに荷物を満載していると、気になるのは走行時の操安性と加減速時の挙動です。果たして...。

前置きが長くなってしまいましたが、いよいよスタートです。まずは、BDSを出発して、国道16号線へ入ってすぐに給油タイム。ジャイロアップは燃料タンクの容量が5リッターです。今までの経験上、ジャイロアップの平均的な燃費は25km/lですので、ここで満タンにしておけばキャンプ場までは無給油で行けるハズです。
約5分ほどで給油を済ませて、国道16号線へ戻ります。いつもクルマの量が多いこの道は、平日の午前10時過ぎでも流れが悪くたびたび赤信号で停止します。しかし、クルマの流れが悪いおかげでジャイロアップでも流れに乗れています(笑)。約650×650×650のFRPボックスをリヤに付けて、キャンプ道具満載のジャイロでは、オートバイの特権(?)である"すり抜け"をする気なんてまったく起こりませんので、クルマの流れに乗ってゆっくりと走行していきます。

ジャイロアップ

このままクルマの流れの悪い国道16号線を進むのかと思いきや、ナビを装着している撮影車が左折して脇道へ! 置いて行かれないように必死で付いていきます(笑)。ナビが無いのでドコをドウ走っているのかわかない状態で付いていくと、さきほどよりもクルマの流れが良い道に! さすがナビですね。このとき"ジャイロアップにも、どうにかしてナビを付けよう!"と、密かに決心しておりました!(笑) 定期的にやってくる渋滞に巻き込まれながらも、ようやく1回目の休憩。コンビニで暖かいコーヒーを飲みながら、これからのルートを確認します。まず目指す場所は、飯能市内のスーパー。ここで、今夜の食材やらなんやらを買い込むのです。
1回目の休憩から約2時間後、ようやく第一目的地である飯能市内のスーパーに到着! 2回目の休憩を兼ねた買い出しです。あれやこれやと、迷いも無く豪快にカゴの中に放り込まれる食材たち。お腹が空いている時の買い物は、余計なものまで買ってしまうようで2つ目のカゴからも食材が溢れてます(笑)。

埼玉県飯能市に入る
高速道路のような奇麗な道や渋滞を抜けて埼玉県飯能市に入ると、景色が広がって気持ち良く走れます!
埼玉県飯能市に入る
クルマの量が少ないと"安心して、遠慮なく、堂々"と荷物満載のジャイロアップでも走れて気持ちイイです! 登り坂がなければ(笑)。

買い込んだ荷物を積んでキャンプ場に向けて再びスタートです! 少し重くなったジャイロのリヤボックスですが、相変わらず荷物を積んでいるという感覚は薄いです。平坦な道であれば、ローギヤードのためかスタート加速は空荷の時と体感的に変わらないのです(でも、遅いことには間違いない!)。ただ、勾配のきつい登り坂では一瞬のうちに30km/h以下になり(笑)、ダラダラと続く登り坂では徐々に徐々にスピードが落ちていきます。100kgを超える車重と肥満なライダー(スミマセン...)、さらに満載の荷物(推定30kg)により、50ccにはまさに"荷が重い"状態です。でもしかし、唸りを上げながらも止まらずに健気に登り続けているジャイロアップはスゴいです! 本気で応援してしまいます! 無意味なことだと分かっていても、空気抵抗を少しでも減らすために身体を伏せてしまいます。こうすることで、ジャイロアップと一緒に戦っている(?)感が出て、坂を登りきった時は、まさに感動そのものです!

キャンプ場に到着
ようやくCAZUオートキャンプ場に到着〜! キャンプ場入り口から場内に入ると、そこは製材所です。作業車両が走行していることもありますので、注意しながら徐行で進みます。右手には薪のストックヤード、正面にはきれいな川が流れています!
薪置き場
トイレもきれいだ!

と、しばし感動に浸っているとすぐに目的地の"CAZUオートキャンプ場"に到着! 到着時刻は午後4時。渋滞に巻き込まれながら、ここまでの道のりを約6時間で完走! 走行距離は約90km。撮影車のナビの誘導で予定よりも10km程度の距離を短縮できたようです。
  休憩&買い物時間は、多く見積もっても合計1時間でした。ゆえに、5時間で90kmを走破したとなると、平均時速はなんと18km/h! ん〜、ここまで遅くなるとは...。

サイト近くの川
その川では初夏になると、ホタルも観られるそうですよ! キャンプしながらのホタル観賞もイイですね〜!
夏には蛍が見られる
河原は大きな石が多いですが、デイキャンプサイトにもなります。川の流れは緩やかですので、川遊びも満喫できそうです。
バンガロー
今回のキャンプサイトは、バンガローのある製材所側をセレクトしました。
製材所側のサイト
なぜかと言うと、、、AC100V電源が使用可能なサイトだからです!!(ホント、軟弱でわがままでスミマセン...)

今回使用したグッズ一覧

人気コンテンツ