BBB MAGAZINE
CREDIT
-
- ライター
- 執筆
武田正衛
-
- 撮影
武田正衛
-
- バイク
ジャイロUP
いよいよ、テント設営!
予定よりも1時間遅れで到着したCAZUオートキャンプ場。早くテントを張って、夕食の準備をしないと日没となってしまいます。日没後のテントサイトは、雰囲気が良いのですが、それはすべての準備が終わってゆったりと寛いでいる時のセリフであって、準備中に日没になってしまった時のミジメさや敗北感(?)は、かなりのモノです...。
ジャイロUPの魅力は「積載力」
ジャイロアップのリヤボックスに詰め込んできたキャンプグッズをグラウンドシートの上に並べてみると、、、こんなにもかさばる荷物がたくさん入っていたのです。今回の荷物の中で最大に大きいグッズはストレージアウトドアテーブル(TB5-110T)。1200×600mmの天板を持つテーブルです。これを二つ折りにしても600×600mm(厚さ82mm)となります。このテーブルが余裕ですっぽりと入ってしまうリヤボックスはデカクて頼もしいヤツです。
ワンタッチで全室まで出来上がるコンパクトなテント
しかし今回は、そんな心配はご無用! さくっと設営できるテントを持参してきたのです。それは、ドッペルギャンガーアウトドアのライダーズバイクインテント(T2-466)。まるで傘を開くように、一瞬にしてテントが完成するのです! 広がったテントの中に収納されているインナーテントも同時に開き、あとはグラウンドシート(GS1-223)の上にポンと乗せるだけ! 必要であれば、念のためにペグを打って設営終了です! ホントに簡単にテントが設営できてしまいました。簡単に設営ができたうえに、2人がゆっくり就寝できるスペースと、二人分のテーブル&イスを設置できる前室があるなんて嬉し過ぎる! 恥ずかしながら自分は、20数年振りにテント設営したのですが、こんなに広いテントが簡単に張れるなんて本当に感動モノです!
設営の終わったキャンプサイト。ここまでできれば、一旦落ち着く事ができます。一休みしたら、ゆっくりと食事&宴の準備を始めます。オートサイトだと、バイクをテントの隣に停めておく事ができるので安心で便利ですね。
インナーテントの中は、呑んだあとすぐに寝られるように寝床の準備も行います。まずは、二人用のキャンピングマット(CM-03)を敷き詰め、その上に寒い時は重ねて使う2枚1セットのマトリョーシカスリーピングバッグ(S2-109)を、すでに重ねた状態でセット! そしてそして、超寒がりな自分にとっての必需品"電気敷き毛布"をキャンピングマットとマトリョーシカスリーピングバッグの間に敷きます。そうです、これが使いたいためにAC100V電源の使用できるキャンプ場を選んだのです! さらにAC100Vは、走行中に使用していたアールエスタイチの電熱ベストとグローブのバッテリー充電が出来る事も大きなポイントです。夜のうちにバッテリー充電が完了すれば、翌日も寒さ知らずでバイク移動ができるのです。(もちろん携帯電話やモバイルバッテリーの充電にも使えて助かります!)
前室には、ヘルメット置き場も兼ねたライダーズテーブル(TB1-461)を設置しました。夜間の電池充電もこのテーブルで行います。このテーブルは、メッシュ網の小物入れが付いているので使い勝手がさらに良いのです。
キャンプのメインイベント! 夕食作り&ウタゲ〜!
テントの設営と寝床のセッティングが済んだら、次はいよいよ夕食作りです。料理なんぞは全くできない自分は、料理を手伝う振りをしながら何もせず、料理が得意だというBDSの若手社員Sさんにお任せ〜! 自分はとりあえずヒマなので(笑)、気温が下がり足下から冷えて来ていることを理由に、勝手にホットワインを作って皆さんに振る舞っただけでした(笑)。
夕食作りの時に大活躍したのが、ジャイロアップの巨大なリヤボックスに積んで来たストレージアウトドアテーブル(TB5-110T)。大きさはなんと1200×600mm! 折り畳んでも600×600mmという大きさで、普通のバイクでは通常積めないようなビッグサイズのテーブルです。さらにバイクのキャンプには持って行かれない(行かない)家庭用カセットコンロや家庭用鍋6点セットなどもオートキャンプ並みに持って行く事ができるんです。これらの"わがままグッズ"を楽に積んでこられる収納力を誇るリヤボックスを装着できるジャイロアップは、やはりスゴい! さらにジャイロアップは、荷台がライダーと一緒にスイングしない構造のため、30kg程度の荷物を積載していても操安性に大きな影響がでないことも最大の利点なのです。
この日のメニューは、シャレオツなパエリア、暖まるキムチ鍋、デザートの焼き芋など。これらを肴にして、ビールや赤霧島がススミます! これまでに自分が行ってきたキャンプでの食事の多くは、温めたりお湯を掛けたりして食べられる食材(?)が多かったので、このような豪勢で本格的なキャンプ料理に大感激です! まさに"わがままで贅沢"なキャンプですね〜! さらに贅沢な事にCAZUオートキャンプ場の使い放題(500円/ひとり)の薪を潤沢に使って、焚き火の火を絶やす事無く快適な夜を過ごせました。
料理が出来て来たところで、宴に突入〜! みんなで乾杯です! 食べるだけのキャンプは最高ですね〜! 自分は料理は作れませんから(笑)、お酒類を持っていきましたので、今回はそれでチャラということで許してもらいました!
宴の後で
夜が更けてくる前に、夕食で使った鍋などを軽く撤収してまったりタイムに突入です。寝袋に入る人、焚き火を見ながらアルコールを嗜む人、明日の行程を確認している人...。会話は無くとも、時々焚き火の爆ぜる音が心地よい空間を演出してくれています。
朝食作りとテントの撤収〜!
朝、起きてみると電気敷き毛布の電源がオフになっています。寝ている間に、無意識に自分で電源オフにしていたようです。ということは、マトリョーシカスリーピングバッグだけで充分暖かかったのですね。恐れ入りました! 外は霜柱が立っている程、寒いというのに!
一晩中、電源を繋ぎっぱなしだったアールエスタイチの電熱ウェア用のバッテリーと携帯電話、モバイルバッテリーの充電は無事終了しており、全てのバッテリーが満タンとなり、これで今日も快適に走れます! AC100V電源、バンザイ!
寝ぼけ眼ながら、みんなで朝食の準備です。朝食のメニューは、トーストと焼きベーコン&焼きそば、それとたっぷりのコーヒーです。自分はいつもは朝食を摂らない派なんですが、朝早く起きた時に食べる朝食は美味くてイイですね。1時間くらいかけてゆっくりと摂った朝食の後は、一晩お世話になったキャンプグッズの撤収です。
撤収は、設営時の逆パターンの行動で撤収します。この撤収時に感動したのは、やはりテント(ライダーズバイクインテント)です。設営時と同じくらい簡単に一瞬にして畳めてしまうのです。さらに、余裕のある収納袋にインしてベルトで締め付けるだけ! 20数年前は、畳んだテントを袋に入れるだけでも苦労していたような気がしますが...。
締めの(?)温泉へGo!
キャンプグッズの撤収とテントサイトの掃除が終わったら、贅沢に朝風呂へと向かいます。宿泊したCAZUオートキャンプ場から10分くらいの場所に"さわらびの湯"という温泉があるのです。営業時間が午前10時からですので、キャンプ場を撤収した後に向かえば、ちょうどタイミング良く入れます。
到着したのは"さわらびの湯"。名栗にある日帰り天然温泉で、露天風呂は大自然の中でゆったりと満喫できます。効能は、神経痛・関節痛・アトピー・疲労回復など。大人が3時間800円で朝10時から入れます。 ここでもまったり〜な時間を過ごし、12時前に今回のキャンプツーリングの出発地点である柏市のBDSに向けて走り出しました。
帰りはノンストップで一気走り!?
復路は、往路とは違うルートをとることにしました。基本的に飯能市から国道16号線をひた走り、柏市を目指します。さわらびの湯を出発してからすぐにガソリンスタンドを発見! ここで給油を済ませておけば、この後は無給油で帰ることができます。セルフスタンドのため、自分で給油します。あとは、ひたすら帰るだけです。何もトラブルが無く順調にいけば夕方前には戻れそうです。ここまでの走行距離は約95km。補給されたガソリン量は約4リットルですから、燃費は23.75km/l。やはり渋滞の影響もあって、燃費はいつもより悪い数値となりました。
飯能市まで県道を順調に走り、いよいよ国道16号線に入ります。ここから、地図上では扇を描くように大回りして、ゴールの柏市へ向かいます。この日は、走るタイミング(時間帯)が良かったのか、渋滞に遭遇することなく順調に走ることができました。が、順調に走れているということは、周りのクルマのペースが速いということでもあります。ずっと続く2車線道路の左端をひた走っていたのですが、発進加速があまりにも遅いため信号ごとに赤で停止...。ペースがつかめません。。。それでも、渋滞よりもマシだと自分に言い聞かせながら、走行時の半分以上は後方車両を注視するためにバックミラーを見て走っていました。なぜなら、気がつかない間に元気の良いトラックが後ろに迫ってくると、かなり恐い思いをするからです。可能な限り左端に寄って走っていても、スレスレで抜いていきますから...。逆に、荷物満載のトラックやトレーラーだと、加速の仕方がジャイロアップと同じくらい遅いので(笑)、安心して走れるペースになります。
電熱ウェアの暖かさに助けられて、寒さをほとんど感じずに走る事4時間。ようやく100kmを走りきり、柏市のBDSに到着! ほんとにノンストップで走りきってしまいました。渋滞がなければ、長距離も意外と走り易いということも発見しました。ただ、長距離走行を想定していないであろうシートが多少辛かったです...。お尻が痛くなり、ライディング姿勢をいろいろ変えながら乗り切りましたが(笑)。
ゴールする前に燃費計測のため給油を行いました。今回の走行距離は約100km。ガソリン給油量は3.5リットルで、燃費は約28.6km/lでした。ずっと全開走行となってしまっていたのですが、ジャイロアップにしては悪い数字ではなさそうです。
往復のトータルの燃費を計算してみます。総走行距離が約195km、総給油量が約7.5リットル。ゆえに、約26.0km/lでした。今までの平均的な燃費が25km/lですので、"まあまあ"と言ったところでしょうか(笑)。
今回の"ジャイロでキャンプ"は、普通の二輪バイクでは持って行く事のできないようなキャンプグッズをリヤボックスに詰め込んで、"気軽で贅沢"というよりも"気軽でわがまま"なキャンプをしてみました。今回のキャンプを通じて、改めてジャイロアップの使い勝手の良さを再確認しました! 惚れ直しました! さて、次はどんなシチュエーションで、ジャイロアップを使って遊びましょうか?
今回使用したグッズ一覧
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