BBB MAGAZINE

  • MAXAPE

    2013.03.27 / Vol.06

    - page2 - プロトタイプからリテイク作業開始!

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アッパーカウルからデイティール変更だ!!

まずはプロトタイプ用のメス型にFRPを貼って、もう一つベースとなるアッパーカウルを作ります。抜いたアッパーカウルをベースとしてパテを盛っていき、新たな完全版の原型を作っていきます。

プロトタイプカウルの縁をカットしたらパテを付けていきます。まずは一度に大きく盛ることが出来る鈑金パテを付けて、大まかに成型していきます。

鈑金パテの次は中間パテを使います。中間パテはヘラで付けるときに伸びてくれるので、細かな成型に向いている。ちなみにパテにはそれぞれ標準型や速乾型などの種類もあって、プロは季節やその日の気温によって使い分けるんですよ。

パテを付けては研いでを繰り返し、少しずつ目的の形状へと成型していきます。グースの写真一つでここまで立体解析してしまうファニーズ川口さんも凄い! 最初のプロトタイプと見比べても随分と変わってきたでしょ?

最終的には仕上げ用のパテでペーパーの研ぎ痕やピンホールを埋めていきます。ライトの出っ張り具合も重要なポイントになりますね。

最終仕上げ前の姿

これはまだ最終仕上げ前の姿ですが、大まかな形は完成しました。今回の完全版ではカウル上部に一体式のステージ部分を設けて、強度もより上げるようにしてみましたよ。

アッパーカウルが出来たところでアンダーカウルに入れます

プロトタイプではアンダーカウル下側は繋がっていましたが、アンダーカウルの幅自体を大幅に広げて大きくするために一度左右に切り離します。最初の取り付け位置からは左右それぞれ40mm程度は幅広にする感じですね。アッパーカウルをガムテープで仮固定したら、分割した左右をアルミ板&リベットで止めます。

アンダー左右の盛り上がりは上に移動させたいので、一旦内側にパテを付けて外側から削れるようにしておきます。外側の盛り上がり部は発泡ウレタンを付けてFRPを貼ったら、再びパテを付けて成型します。

あとはアンダーカウルも表面を綺麗に成型していけば完成です! …と簡単に言っても、ここまでに数日要しています。FRP貼るのもパテを付けた後も、乾き待ちの時間があるし研がなければならないのですぐには出来ません。

テールカウルの幅を広げます!

プロトタイプとして一度はメス型まで作ったテールカウルですが、Z400FXのテールランプが付けられる幅に広げます。こちらもまずはプロトタイプのメス型から一つ抜きました。中央に切れ目を入れてテールランプが入るように開いたら、やはりアルミ板とリベットでガッチリと止めます。

表面側にボール紙をガムテープで貼り付ける。内側はベルトサンダーで表面を均して樹脂が付きやすいように足付けしておきます。FRPの張り方はVol.1で再確認せよ!

リテイクは続く・・・。次回、タンクカバーとサイドカバー作りをお届けします! 次号へつづく

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