BBB MAGAZINE

  • プロトモスピーダ

    2008.07.28 / vol08

    車両製作開始!!

CREDIT

いよいよ車両製作開始です!!
プロトモスピーダ完成図

囲んだ三角形部分。B-Kingで言うところのラジェーターガードを製作することに。当初はアッパーカウルから作る予定でしたが、こちらのラインを先に決めておいた方が作業も進行しやすいとの判断だ。

まず手にかけたのはサイドカバーでした

スタイロフォーム

ヘルメット製作時にも出てきたスタイロフォームを大まかに切り出します。これは住宅などにも使用される建材でもある。カッターで切れるので加工が楽なのです。

造形するときには「ボディに粘土を盛り付けて〜」みたいなやり方もあるけど、受け側の物体が複雑な形状をしている時に対してはスタイロフォームが有効なのです。

1~2重ねてみましたがそれでも厚みが足りないので3枚ほどブロックを重ねます。形状自体の向きの関係と車幅を出したいという理由もありますね。

グルーステックとグルーガンを使用

スタイロフォームはグルーステックとグルーガンを使用してくっ付けます。簡単に接着が可能なのもスタイロフォーム使用する利点だ。

表面を造形

大まかな大きさが決まったらヤスリなどを用いて表面を造形していきます。なだらかな曲面造形を作る手先はまさにファニーズ川口の職人技。

原型のベース

スタイロフォームを使用した原型のベースが出来ました。だけどまだ平面の形状が残っている状態です。

より内側へ密着させるために内側を加工していきます。バイクのボディ、特にエンジン周りの部分は細かい凹凸が沢山あるためにそれに合わせるのも一苦労。更に車体右側にはラジエーターキャップも付いているので、そこも避けなければならない。

ラジエーターサイドを包むような形状となった。張り出している部分で走行風をより集めつつ、ダクト部分から熱を逃がすようなシュラウド構造です。もちろん左側も作りますが、バイクの形は左右対象ではないので、それに合わせて作ります。

スチレンロールで製作した原型ベースにFRPを張った状態。内側を見ればスチレンロール表面にFRPを貼っているのが分かります。

FRPのみ抜き取ります

硬化させたらスチレンロールを破壊してFRPのみ抜き取ります。これがサイド部分の原型となるワケです!

更に造形

サイドのシュラウドが出来たーと思うのはまだ早い。これで出来上がりと言うわけではなく、これをFRP原型としてここから更に造形していくことになるのです。抜き型はまた別だしね。

遂に歩み始めた車両製作! あとは突っ走るのみ!!

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