BBB MAGAZINE

  • プロトモスピーダ

    2010.04.03 / Vol.19

    シートカウル製作2

CREDIT

シートカウルの原型

前回まででシートカウルの原型となるものを作り上げた。このFRPに肉盛りして成形することでシートカウルを作っていくのですが、つまりここからが造形の本番ってことです!

マフラーヒートガード
四輪用のマフラーエンド

マフラーヒートガードを作るにあたり、排気口のディティールに悩んでいたところ・・・四輪用のマフラーエンドが結構良い感じなのでこれを使用することに。取り付け方法は後日考える方向で行きます。

マフラーヒートガードの内側はまだFRPを貼っていなかったので、もう一度φ150の塩ビパイプからFRPを抜いて、必要な部分だけを切り取って素材とします。

タンクとシートカウルの合わせ目が要所
タンクとシートカウルの合わさる部分

タンクとシートカウルの合わさる部分の造形は結構難しい。取り付けのことなども考えなければならず、デザイン重視で行くわけにも行かないからだ。そこでここはB-KINGのノーマルのサイド部分も有効的に使うことにします。

左右の張り出しを考える

マフラーヒートガードとシートカウルの重なる部分も要所の一つ。結局はこういったパーツとパーツの重なり合う部分を考える作業が非常に大変で時間がかかるのだ! まずは大まかにスタイロフォームを切り出して左右の張り出しを考えます。

スタイロフォームの上からFRPを貼っていきます。マフラーヒートガードの内側部分も、内面からFRPを貼るところで、一体化させておきました。

スタイロフォーム

FRPが硬化したところで、カタとして使用したスタイロフォームを取り外します。シートカウルサイドの張り出し部分が出来ました。

マフラーヒートガードを連結
マフラーヒートガードを連結

マフラーヒートガード左右を繋いで行きます。まずは下側にFRPの板をホットボンドで仮止めしておきます。

続いては後ろ側。そして上側へと、平面で構築していきます。今は平面ですが、ここは今後パテを盛って造形していくことになりますので。

シートカウルへの繋がる前側部分も作っていきます。マウントボルトも付くことになるので結構大変です。最後にホットボンドで仮止めしておいたのを、内側からFRPを貼って固定します。

さて、今まではパテ盛りやスタイロフォームで原型を作ってきましたが、今回は発泡ウレタンを用います。複雑かつより大きな箇所には発泡ウレタンが有効です。

混合した発泡ウレタンの液体をかけていきます。するとみるみるうちに膨れ上がって、固まっていきます! これで原型に厚みを出した後に造形していくというわけだ。

固まった発泡ウレタンはカッターで切ることもヤスリで研ぐことも簡単に出来ます。平面や直線的なものはスタイロフォームを貼り付けていく方が便利が良いけど、複雑な造形の上に盛りたいときは発泡ウレタンの方が都合良いってワケです。

立体的になった

とりあえずここまで辿り着きました。今回の最初のペラペラFRPな段階よりも、断然立体的になっているでしょう! これでシートカウル上周りがほぼ出来上がってきたので、次は下側の造形に入ります!

肉盛り重ねてシートを立体化です!

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