BBB MAGAZINE

  • MotorCycleDays

    2016.01.20 / Vol.29

    「ドゥカティ・スクランブラーDAYS」その2

CREDIT

ドゥカティ・スクランブラー

幸運なことに長期間走行する機会を得ることになった「DUCATI-SCRAMBLER(ドゥカティ・スクランブラー)」。第1回ではその歴史やコンセプト、スタイリング、装備、スペックなどをご紹介。大まかにどんなバイクなのかわかってもらえたと思うので、今回はスクランブラ―に実際に跨って操作したときの印象、さらに市街地や高速道路、山道など走ってみた感想、使用してみたアクセサリーのインプレッションをご紹介します。

基本インプレッション

車両サイズ

■サイズ

跨った時の第一印象は「コンパクト!!」 それは見たときに感じた印象そのままで、実際に跨ってみると250cc?それとも400cc?という感じで、とても803ccあるとは思えない。実際、道の駅などで他の人に何度か声をかけられたのだが、初めて見る人はみんな400ccだと思っていた。コンパクトな車体のお蔭でUターンなどもスムーズにできるし、駐車場などでの取り回しもラクだった。

シートの大きさ

■タンデム性

シートの長さがあり厚みもあるのでスペース的にはタンデムツーリングには向いていそう。ただタンデマーが握るハンドグリップがシート下にあるため掴みにくいので、その点では少し不安に感じるかもしれない。

ドゥカティ・スクランブラー ポジション
ドゥカティ・スクランブラー ポジション

■ポジション

ハンドルの位置はやや高目、手を前に延ばすとそこにグリップがあるという感じで、とても操作しやすい。ハンドルの幅は広めなので最初は少し違和感を感じるが、少し走るとすぐに慣れる。シートに跨り足を降ろすとほぼ真下の位置にステップがある感じ。足をステップに乗せると位置はやや高めで、思ったよりも膝の曲がる。全体的なポジションはロードバイクとオフロードバイクの中間、自然体で乗ることができた。

足つき

■足着き

最初に目を引くのがティアードロップ型のガソリンタンクとボリューム感のあるシート。この部分だけを見るとクラシカルなバイクかと思うのだが... エンジン、足回り、サスペンション、マフラーなどを見ると最新鋭。古さと新しさが見事に融合されていることがわかる。ボディはとてもコンパクトで、知らない人はおそらく400ccバイクだと思うだろう。

シフター

■ギアチェンジ

6速ギア。シフトチェンジは特に大きなクセはなく、一速毎にスパン!スパン!と小気味よくギアが入る。ほとんどストレスは感じなかった。

リアブレーキ

■リアブレーキ

ジワリと効くフットブレーキはとても扱いやすい。ABSを搭載しているディスクブレーキは安心感があり、もちろんロックすることもなかった。

クラッチ

■クラッチ

ケーブル式の湿式多板APTCクラッチ。タッチが軽いため渋滞などハマって頻繁な操作が必要になった時も苦にならなかった。

フロントブレーキ

■フロントブレーキ

ABS付き330mmシングルディスクは効き味バツグン。ブレーキレバーは4段階のダイアルが付いていて握り幅が調節できるようになっている。

人気コンテンツ