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    2017.01.01 / Vol.40

    【後編】 バイクで訪れた好きな日本の岬

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バイクで訪れた好きな日本の岬・「西日本編」

四方を海に囲まれた島国、日本には無数の岬がある。これまで東西南北、日本一周の旅で海岸線を走りまくり、いくつもの岬をめぐり歩いた。その中でも特に印象に残っている、好きな岬がいくつかあるので紹介しよう。今回は西日本編で沖縄などこれからの季節でも行ける岬もいくつかあるので、ぜひ、休みを使ってバイクで訪ねてみよう!!

01石廊崎「石廊埼灯台」

石廊崎
訪れた日は強風が吹き荒れていて岩にしがみつくように歩いた。
縁結びの神
縁結びの神らしく岬の先端にはたくさんの絵馬が結ばれていた。

関東のライダーにとって御馴染みのツーリングエリア伊豆半島。その最南端にあるのが石廊崎、訪れたことがある人も多いだろう。断崖絶壁の岬の先端は岩場の中に遊歩道が設けられていて歩いて一周できるようになっている。先端からは海の眺めが良く、青い地平線が丸くみえる。また天気がいいと水平線の上に伊豆七島の利島、新島、神津島まで見える。

所在地:静岡県賀茂郡南伊豆町石廊
構造:塔形(四角形) コンクリート造
塔高:11m
初点灯:1871年10月5日

02御前崎「御前埼灯台」

御前崎灯台
御前崎灯台は参観できるので時間がある人はぜひ登ってほしい。
御前崎周辺の海岸線
御前崎周辺の海岸線は眺めのいい、絶好のツーリングルート。

どこまでも続く静岡県海岸線、そのハイライトと言えるのが御前崎。ヤシの木が並ぶ道や風力発電の風車が回る公園、新鮮な海産物が並ぶ"御前崎海鮮なぶら市場"など、立ち寄りポイントとしても魅力たっぷり。その岬のシンボル的存在が"御前崎灯台"。イギリス人の設計で作られた歴史的・文化的に価値のある灯台で、日本の灯台50選にも選ばれている。

所在地:静岡県御前崎市御前崎1581
構造:塔形 レンガ造
塔高:22.47m
初点灯:1874年5月1日

03東尋坊&雄島灯台「雄島灯台」

自殺の名所
断崖絶壁の岩場が続く東尋坊は自殺の名所としても知られている。
心霊スポット
朱色の橋を渡って雄島へ。心霊スポットとして人気があるとか。

日本海の東尋坊は海の浸食によって削られてできた断崖絶壁が続く奇勝地。東尋坊の岩は輝石安山岩の柱状節理という世界的に貴重な奇岩で、国の天然記念物に指定されている。とにかく青い海と険しい岩肌のコントラストが素晴らしい。さらに少し離れたところには"神の島"と崇められる雄島があり、橋で渡ることができるのでぜひ一緒に訪ねてほしい。

所在地:福井県坂井市三国町
構造:塔形 コンクリート造
塔高:10.67m
初点灯:1954年1月26日

04潮岬「潮岬灯台」

潮岬灯台
海洋の安全を見守る潮岬灯台。岬周辺は良好な釣り場として人気がある。
本州最南端の碑
本州最南端の碑の前で記念撮影。真冬に訪れたが比較的暖かかった。

本州の最南端、紀伊半島の南に突き出した潮岬。端っこ好きなツーリングライダーの人気スポットのひとつでもある。岬の周辺は綺麗な公園になっていて緑の芝生が広がっている。隣接した場所に巨大な"潮岬観光タワー"からの展望は絶景、さらにここで"本州最南端訪問証明書(有料)"をもらえる。また潮岬灯台は登ることができるので、ぜひ訪問しよう。

所在地:和歌山県東牟婁郡串本町潮岬2877
構造:塔形 石造
塔高:22.51m
初点灯:1873年9月15日

05経ヶ岬「経ヶ岬灯台」

経ヶ岬灯台
経ヶ岬灯台は全国で5カ所しかない第1等レンズが使われている。
伊根の舟屋
伊根の舟屋はぜひ立ち寄ってほしいツーリングスポットのひとつ。

日本海の丹後半島の先端にある経ヶ岬。名前の由来は垂直に立つ柱状玄武岩が経巻のように見えたことから等諸説ある。海抜140mの断崖に立つ経ヶ岬灯台は、古くは映画「新・喜びも悲しみも幾年月」の舞台になった場所。国道178号を離れ、駐車場から15分ほど歩かなくてはならないが、行く価値はある。ぜひ、伊根の舟屋とセットで訪問してほしい。

所在地:京都府京丹後市丹後町袖志小字岩谷
構造:円形 石造
塔高:12.42m
初点灯:1898年12月25日

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