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  • MotorCycleDays

    2018.09.11 / Vol.61

    旅行家・藤原かんいち写真展「夢とバイクは海を越え、国境を超える」に行ってきました!

CREDIT

    • ライター
    • 執筆

    藤原かんいち

    • 撮影

    藤原かんいち

岩手町立 石神の丘美術館にて8月11日(土・祝)からスタートした『旅行家・藤原かんいち写真展 夢とバイクは海を越え、国境を超える-原付バイクで日本&世界一周―』。

岩手県遠野市で生まれ、中高時代は自転車旅行、その後バイクで日本一周、そして世界一周へと広がって行く様子を年号を追って写真展示しています。さらに旅で実際に使っていたバイクやウエア、日記帳なども展示しています。9月17日まで写真展は続きますので、是非ともお越しください。

今回は猛暑の中で行われたオープニングの模様や8月11日と12日に行われたイベント、再訪した8月14日の様子などなど、写真を中心にお伝えします♪


新幹線で岩手町へ

8月7日に展示の事前最終チェックをするため新幹線で岩手町へ向かった。実はこの日、新幹線の出発時刻を勘違いしていて乗り遅れ、10時到着の予定が午後2時到着となってしまった(笑)


いわて沼宮内駅

最寄りの駅は「いわて沼宮内」。新幹線が停まる全国の駅の中で特に乗車人数が少ないことで有名だという(笑)。いわて沼宮内駅から美術館まで歩いて10分、国道4号沿いとアクセスはバッチリ


写真パネル

壁に沿って写真パネルを並べ順番は間違っていないか確認する。場所によっては上下を入れ替えたり、並びは違っていないかチェック。徐々に実感が湧いてくる。5時に終了、後は業者さんにお任せです


写真展スタートの前々日

写真展スタートの前々日、妻とふたりで神奈川県から車で岩手町へ向かった。その距離およそ700㎞。軽自動車なのであまり無理はせず、各サービスエリアで休憩を取りながらゆっくり向かって行く


田舎らしい風景

8月10日。岩手県に入ると田畑の緑が広がった、田舎らしい風景が心地いい。天気も良く気分も上々。関東に比べると風がずいぶん涼しく感じる。東北の柔らかい空気を感じながら石神の丘美術館へ向かう


屋外用の大きな写真パネル

夏休みの時期は自転車やバイクの旅人が道の駅にたくさん立ち寄るので、そんな人たちにぜひ美術館へ来てもらおう!ということで、屋外用の大きな写真パネルを制作、駐車場に置いた


写真パネル

これだけ大きな自分の写真パネルが外に置かれているのは、恥ずかしい(笑)。それでもこのパネルを見て写真展に行ってみようかなと思ってくれる人がいたら、嬉しい


道の駅石神の丘

国道4号線沿いにある道の駅石神の丘の一角に美術館の入口がある。ここに写真展の案内板がいくつもあるのでわかりやすい。ちなみに道の駅石神の丘は新鮮な産直野菜がおすすめ


丘の上にある美術館

丘の上にある美術館。入口には食事処や産直所のある道の駅、美術館の前には美しい芝生、裏手には緑豊かな森と遊歩道、彫刻が点在する。美術館を囲んで様々なことが楽しめる


写真展のパンフレット

写真展のパンフレットにはこれまでの旅ストーリーと旅人たちへのメッセージがつづられている。この写真展が世界旅行の疑似体験、さらに夢を掴むきっかけなればと考えている


地球縦断をしたスーパーカブ50

美術館のロビーには旅で使われた実物がいくつか飾られている。地球縦断をしたスーパーカブ50、原付世界一周のジャケット、電動バイク世界一周のヘルメットなどが展示されている


世界のはしっこ

世界のはしっこ。ヨーロッパ最北端ノールカップや最西端ロカ岬。アフリカ大陸の最南端アグラス岬、アメリカ大陸の北端プルドーベイ、最南端ウシュアイアなどの写真も展示されている


展示室もきれいに完成

展示室もきれいに完成されていて、オープンを待つばかりの状態になっていた。順路に沿って見てゆくと、僕の人生をたどりながら世界2周ができる。ちなみに0歳の時のモノクロ写真もある(笑)


オープニングでのご挨拶しているところ

オープニングでのご挨拶しているところ。岩手県で生まれ、日本中を旅して、さらに日本を飛び出して世界を2周。こんな風に写真展という形で、岩手県に戻ってこられたことに運命を感じる


オープニングセレモニー

町長と一緒にオープニングセレモニー。テープカットは初めての体験なので、後で動画を見るとかなりぎこちない動きになっていた(笑)。これも一つの体験ということで、楽しみました


午後のトークショーの様子

午後のトークショーの様子。石神の丘美術館の監督である斎藤純さん、一緒に旅した妻のヒロコも交え3人で。斎藤純さんはバイクに乗るため共感することも多く、談話も弾んだ


通常のフォトギャラリーと違って天井が高い

通常のフォトギャラリーと違って天井が高いので解放感がある。展示室とロビーを合計した写真総数は90点以上。さらに地図や携帯品なども展示されているので見応えある写真展となった


世界一周ルート

原付バイクで回った世界一周ルートと電動バイクでめぐった世界一周ルート、それぞれ別の世界地図にその足跡を書き込んだ。旅の途中で起きた出来事なども地図に直接書き込んでいる

電動バイク世界一周


旅が掲載された雑誌や新聞

旅が掲載された雑誌や新聞、使っていたナンバープレート、日記帳、メモ帳、地図なども展示している。ちなみに一番古いのは日本一周で使っていた領収書付きの日記帳で1984年のもの


直筆のオリジナルTシャツ

今回の写真展を記念して直筆のオリジナルTシャツを制作、美術館で販売している。イラストのモチーフは国道全制覇をしたリトルカブ。Viaje Libreはスペイン語で自由への旅という意味


ニコニコ町会議

8月14日、道の駅石神の丘では「ニコニコ町会議」が開催された。当日はコスプレした人がいっぱい、町ライブステージなども盛り上がった。ニコニコ町会議と写真展を楽しんだ高校生もいた


屋外展示場

美術館に隣接して芸術鑑賞をしながらピクニックが楽しめる屋外展示場がある。石の素材を生かした彫刻作品が数多く展示されているので是非見学しよう。また6月下旬~7月上旬はラベンダーが美しい


石神の丘美術館から望む岩手町

石神の丘美術館から望む岩手町。東北らしい穏やかな風景が広がる。2年前から何度か訪れている岩手町、この写真展が終わった後は、当分訪れることがないのかと思うと寂しくなった


素晴らしい写真展

学芸員の斎藤さんと石山さんには大変お世話になりました。ふたりのお陰で素晴らしい写真展となりました。かけがえのない幸せな時間を過ごすことができたことに、心から感謝します

東北ツーリングの予定のある人はぜひ、写真展をプランに組み込んでみませんか? いつもとは違うツーリングが楽しめると思いますよ。休憩も兼ねてぜひ、道の駅石神の丘と美術館へ。ご来場、お待ちしています♪

■岩手町立 石神の丘美術館

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