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    2020.02.07 / Vol.78

    - page2 - スーパーカブ号&かん吉のバーチャル日本一周の旅 その2:北海道(前半)

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16.青い池

国道237号を越えて十勝岳方面へ。森の中に現れたのが「白金青い池」、絵の具で染めたような青い水がとても神秘的。さらに道を先に進むと吹上温泉。ここには「北の国から」の宮沢りえが入浴した無料混浴露天風呂がある。満天の星を眺めながら極楽気分に浸る。

17.四季彩の丘

富良野・美瑛の最後を美しく締めるため「展望花畑・四季彩の丘」へ。丘いっぱいに花が咲き誇る場所で、四季折々のカラフルな景色を楽しむことができる。花畑の向こうには大雪山の山々。心が洗われるような風景にうっとり…至福の時を過ごした。

18.芦別がたたん

北海道で意外と知られていないグルメがある。そのひとつが芦別で戦後から愛され続けている「ガタタン」だ。ルーツは中華料理の「含多湯(がたたん)」で具沢山でとろみのあるスープ。市内に店が10店以上あり、ガタタンのラーメンやリゾット、ドリアなども楽しめる。

19.旭川ラーメン村

北海道第2の都市、旭川にあるのが「旭川ラーメン村」。北海道の代表的なラーメン店の味がいくつも楽しめるほか、麺結びをテーマにした「ラーメン村神社」、丼型ベンチ・割り箸ベンチのある休憩所なども楽しめる。ついでに「旭山動物園」も行っちゃおう。

20.苫前の三毛別ヒグマ事件復元地

旭川から日本海へ、雄冬岬、留萌を経て苫前へ。ここから山道を走り「三毛別ヒグマ事件跡復元地」へ。ここは1915年にヒグマが民家を襲い開拓民を次々に襲い、7人を死亡させた事件現場。とても静かで、今にも熊が出てきそうな雰囲気なのでそそくさと出発した。

21.みさき台キャンプ場

日本海に沿って延びる国道232号はキャンプ場の宝庫だ。海の眺めが気持ちいい「みさき台公園」にテントを張ることにする。この眺めの良さで無料なのは嬉しい限り。歩いて行ける道の駅には日帰り温泉があり、レストランもある。ここをしばし宿泊地とする!

22.エゾカンゾウ

北海道を走っている、とあちこちで野花が咲いていることに気が付く。大自然の中に花が咲く有名な原生花園もいいが、名もない草原に野生の花がたくさん咲いているのを見つけたときは、特別幸せな気持ちになる。写真は走行中に偶然見つけたエゾカンゾウの草原。

23.サロベツ原野

オロロンラインはライダーに人気のあるご機嫌ルート。天塩で国道を離れ、海岸線へ入って行く。しばらくすると前方に巨大な風力発電の風車群が見えてくる。北海道らしいスケールの大きな景色に感動。すれ違うバイクと交わすピースサインが気持ちいい。

24.利尻富士

日本海に視点を移すと利尻島があった。日本海に浮かぶようにそそり立つ、美しいシルエットの利尻富士と、どこまでもまっすぐに延びる道。その光景はどこまでも壮大でロマンチック。この景色の中を急いで行くのはもったいない、ゆっくりバイクを走らせよう。

25.みどり湯

稚内でいつもお世話になっているのが、銭湯が管理するライダーハウス「みどり湯」。安く宿泊できるのが魅力だが、ここの恒例行事となっているのが宿泊者が肩を組んで一緒に歌う松山千春の「大空と大地の中で」。こんな場所、他にない。自分が旅人であることを実感する。

26.稚内

最北端の町、稚内の港にちょっと珍しい建造物「北防波堤ドーム」がある。防波堤というと無機質なコンクリートの壁を思い浮かべるが、ここはドーム型で、さらにそれを支える柱が古代ギリシャのように美しい。北海道産業遺産に指定されているのも頷ける。

27.宗谷岬

そしてついに最北端の「宗谷岬」に到着! やった。たくさんの観光客、バイクも多い。何もない最果ての地をイメージするが、実際はガソリンスタンドやお土産屋、食堂、民家もある。ついでにここ数年人気急上昇の宗谷丘陵にある「白い道」も立ち寄っておく。

28.紋別のカニの爪

オホーツク沿いを南下。さすがにこの辺りは交通量も少なく、走りやすい。猿払、浜頓別、枝幸、興部、一気に距離を稼いで紋別へ。紋別は流氷砕氷船やオホーツクタワーが有名だが、それ以上の人気なのが、高さ12mの巨大カニ爪のオブジェ!「カニ食べた~い(笑)」

29.遠軽の教会

少し内陸へ入った遠軽の町の国道沿いで珍しい形の建物を発見した。何かと思いバイクを停めると教会だった。北海道では函館以外で教会はほとんど見なかったので、とても印象的。美しいデザイン、温かい雰囲気を持った教会であった。

30.キタキツネ

クルマの少ない山道を走っていると、道路にひょっこりキタキツネが現れた。人に慣れているようで、逃げずにこちらを見ている。写真を撮れると思いバックをゴソゴソしていると警戒したようで逃げて行った。こんな出会いも嬉しいもんだ。

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