BBB MAGAZINE

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    2020.03.06 / Vol.79

    - page2 - スーパーカブ号&かん吉のバーチャル日本一周の旅 その3:北海道(後半)

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16.奥行臼駅跡

中標津、別海とひたすら南下。国道243号と国道244号が交差する奥行にあるのが「奥行臼駅跡」。鉄道駅が好きでスミマセン(笑) でも昭和8年にできたノスタルジーな駅舎がたまらなくいいのだ。さらに駅前には奥行臼停留所跡があり、自走客車と機関車、貨車が保存されている。

17.エスカロップ

根室のB級グルメと言えば知る人ぞ知る「エスカロップ」。元は根室市のコックさんが、体力の消耗が激しい漁師たちのために考案したメニュー。タケノコ入りのバターライスに薄切りのトンカツ、その上にデミグラスソースをかけた料理で、洋食好きの僕にはたまらない味なのです。

18.納沙布灯台

東へ東へとバイクを走らせる。その行き止まりとなるのが「納沙布岬」。ついに北海道最東端に到着だ。ヤッホー! ここにある北方館(望郷の家)の望遠鏡を覗くと、海の向こうに歯舞群島や国後島の島々が見えた。意外と近いことに驚く。それから北海道灯台発祥の地、納沙布灯台も忘れずに立ち寄る。

19.北太平洋シーサイドライン

太平洋寄りのルート「北太平洋シーサイドライン」で西へ向かう。この道は景色がいい上に交通量も少ない、まさに極上ツーリングルート。欠点は根室から霧多布まで、80キロ以上の間コンビニが一つもないことだが、そんな道では他にはないユニークな看板を探して楽しもう。

20.霧多布キャンプ場

お気に入りのキャンプ場のひとつ「霧多布キャンプ場」に到着。海が見える見晴らしのいい丘の上にあるキャンプ場で、使用料は無料。各地からライダーが集まってくるので、いろんな話ができる。ただ濃い霧が出ることが多いので、入り口を開けたまま寝ると…とんでもないことになるかも(笑)

21.えもん丼

厚岸の海産物のカキを使ったグルメ「えもん丼」。炊き込みご飯にカキを 5個(甘辛の味付け)と昆布の結び、きぬさや、しいたけ、イクラ、生姜、ツブなどが載った丼ぶりで道の駅厚岸グルメパークの名物。味はもちろん、ボリューム的にも大満足のランチなのであった。

22.釧路の和商市場

北海道三大市場のひとつ、釧路の和商市場。ご飯を買って、その上に好きなネタをお店で買ってどんどん載せて行けば、名物「勝手丼」の完成だ。後はイートスペースで食べるだけ。好きなネタを好きなだけ食べられるのだから、最高に決まっているよね。ただ調子に乗って載せると予想以上に高くなるので注意(笑)

23.ミートカツライス

食べもの3連発の最後が、道の駅しらぬか恋問で食べられる「ミートカツライス」。ミートソーススパゲティが食べたいけど、とんかつも捨てがたいんだよなぁ~。そんな時はこれ。他にスパカツというメニューもあるぞ。あれ?根室でも同じようなメニューを食べた気が…まあいいか(笑)

24.ハルニレの木

豊頃町のシンボルがこの「ハルニレの木」。川沿いの草原にポツンと立っているのですぐ見つかる。一本の木に見えるが、実は2本の木が寄り添っている。冬の寒さや雪、激しい雨風にも負けず、140年以上一緒に生き続けていきた2本のハルニレはまるで夫婦のよう。その姿はどこまでも美しい。

25.ライダーハウスPIT

帯広でいつもお世話になっている「ライダーハウスPIT」へ向かう。訪れる度に温かく迎えてくれるオーナー夫婦に感謝。しばらくテント生活が続いていたので、屋根と床があるだけで幸せに感じる。北海道の旅もここまで来たら終盤戦、PITで英気を養い、明日へ備える。

26.幸福駅

遠い昔、愛国駅から幸福駅の切符がブームなった。僕が初めて来たときは列車も走っていて、実際に駅も使われていた。その時は切符を買って彼女へのお土産にしたことを覚えている。33年前に廃線になったが駅舎はいまも残っていて、訪れた人たちのメッセージが壁一面に張られている。

27.襟裳岬

そのまま国道236号を南下して豊似から国道336号で襟裳岬へ向かう。海岸ギリギリ、断崖とトンネルが連続する黄金道路を走り、百人浜を抜けると襟裳岬だ。駐車場にバイクを止め、岬に行くと誰もない。気が付くと歌っていた。森進一の襟裳岬「襟裳の春は、何もいない春です~♪」(笑)

28.サラブレットの産地として有名な新冠町

国道336号を西へ。日高地方に入ると馬の牧場が目に付くようになる。サラブレットの産地として有名な新冠町。バイクを止めると好奇心旺盛な仔馬が「なんだろう?」と近づいてきた。つぶらな瞳で僕を見ている。この仔馬はどんな将来が待っているのかな?ふとそんなことを考える。

29.支笏湖

あっという間に苫小牧に到着。国道276号で支笏湖へ向かう。湖というと湖畔に大きなホテルがいくつも並んでいたり、たくさんのボートが浮かんでいたり、にぎやかなイメージだが、支笏湖はひっそり静まり返っている。こんな日はキャンプ場でゆったり過ごそう。

30.洞爺湖

美笛峠を越えてもう一つの湖、洞爺湖へ。こちらは対照的に公園にキャンプ場、温泉ホテルや旅館がありとても賑やか。気軽に入れる日帰り温泉もいくつかあるので、テントを張ったら温泉へGO。露天風呂から眺める洞爺湖は絶景。夜になると花火が上がった。北海道の旅がもうすぐ終わる。

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