BBB MAGAZINE

  • MotorCycleDays

    2020.04.15 / Vol.80

    - page2 - スーパーカブ号&かん吉のバーチャル日本一周の旅 その4:東北北陸地方を南下する編

CREDIT

14.親不知・子不知

佐渡島から直江津に戻り、日本海沿いの国道8号を西へ向かう。糸魚川を抜けると断崖絶壁が海に迫る険しい道になる。トンネルが連続するここが北陸海岸線最大の難所、親不知・子不知。荒波によって親子が離れ離れになってしまった悲しい伝説が残る難所だが、今は原付でも走ることができる。

15.富山は名水の宝庫

富山は知る人ぞ知る名水の宝庫だ。「昭和の名水100選」と「平成の名水100選」それぞれ4か所、計8か所も選ばれているのは富山県だけ。気にして走っているとあちこちに名水地や湧水ポイントがあることに気が付く。普通の住宅地の横に透明な美しい水が流れているのが富山県。旅は発見の連続だ。

16.北アルプス

富山を走っていて気持ちがいいのは北アルプスが見えること。ふとバイクを停めて、視線を傾けると白い雪が残る大自然の山々が目に映る。眺めているだけで幸せな気分になる。さらに黒部渓谷の玄関口にある宇奈月温泉に立ち寄り、リフレッシュ♪

17.園家山キャンプ場

入善町、日本海沿いにある園家山キャンプ場に到着。テントを張る。松林の中にあるサイトで設備は炊事場とトイレがあるだけだが、無料で泊まれるのがありがたい。もうひとつ嬉しいのが炊事場に黒部川扇状地の湧水が流れていること。湧水でコーヒーを作れば、極上カフェの完成!

18.ひみ番屋街

富山県の海岸線を西へ、能登半島の付け根にある氷見市には一部に古い町並みが残っていたり、忍者ハットリくんやプロゴルファー猿など漫画の人気キャラクターのオブジェがあったり楽しめる。ランチは海の幸が豊富に揃う氷見漁港にある「ひみ番屋街」で決まり。

19.ゴーゴーカレー

お隣の石川県で食べたいのが「ゴーゴーカレー」。今では全国的なフランチャイズになっているが、ルーツは石川県金沢市。味は同じだが、やはり本場で食べると一味違うような気がする(笑)。食いしん坊にはロースカツとチキンカツ、エビフライなどの具がてんこ盛りになったメジャーカレーがおすすめ

20.恋路海岸

日本一周で外せない能登半島を反時計回りで一周する。まずは東海岸を北上、右に富山湾を眺めながらバイクを走らせる。七尾や能登島などに寄り道をしながら着いたのが恋路海岸。悲しい恋の伝説が残る場所だが、いまは長い時を経て縁結びのスポットになっている

21.能登半島

能登半島には観光スポットがたくさんあるが、景色がいいとバイクを走らせているだけで気分がよくなる。特に北部の海岸線は眺めがよく、交通量も少ないので最高だ。禄剛崎や珠洲岬、長手崎など岬めぐりを楽しみながら西海岸へ

22.白米千枚田

国道249号を走っていると、日本海が見える斜面にドーンと広がる棚田が現れる。日本の原風景、日本の棚田100選に選ばれている「白米千枚田」だ。毎年4月末頃から棚田に水が引かれ、5月に田植えが始まる。棚田の水面が鏡のように輝く時期は一見の価値ある。

23.千里浜なぎさドライブウェイ

さらに国道249号を南下して行くと「千里浜なぎさドライブウェイ」の標識が見えてくる。標識に沿って進むと視界に広い砂浜と海が飛び込んでくる。そのまま砂浜に突入、砂が締まっているのでバイクでもスイスイ走れる。こんな道?は日本でここだけ、感動の時間を楽しんだ

24.芝桜

県境を越えて福井県へ。田園地帯を走っていると田んぼの土手一面がピンク色に染まっている。「何だろう?」と思いながら国道を外れあぜ道に入って行くと、それは芝桜だった。有名な観光地めぐりもいいけれど、時には名もない場所もいいものだ。

25.越前ガニ

福井県、越前海岸を代表する海の幸と言えば「越前ガニ」。福井県で水揚げされたオスのズワイガニのことで、「冬の味覚の王様」と呼ばれるほどおいしい、らしい(笑)。かなり高価なのでなかなか食べられないけど、いつか食べてみたい。

26.東尋坊

北陸のラストは「東尋坊」。断崖絶壁のゴツゴツとした岩場が約1kmも続く日本海屈指の景勝地だ。バイクを駐車場に停めて、松林や岩場を歩いてめぐる。荒波が岩に当たり砕け散る水しぶき、大自然の大迫力に息をのむ。日本の旅は面白いと改めて思った。

人気コンテンツ