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    2020.08.17 / Vol.84

    スーパーカブ号&かん吉のバーチャル日本一周の旅 その8:九州&四国の旅(宮崎県、大分県、愛媛県、高知県)

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スーパーカブ号&かん吉のバーチャル日本一周の旅
その8:九州&四国の旅(宮崎県、大分県、愛媛県、高知県)

  バイクで日本中を何度も旅してきた藤原かんいちの分身「かん吉」がスーパーカブに乗って、バーチャル日本一周旅行へ出かけた。今年7月22日から「Gotoトラベル」キャンペーンも始まり、全国的に旅行気分が高まっているが今はコロナ禍、そのほかにもプライベートな理由で出かけらない人も多いのも現実。そんな人はぜひ、かん吉と一緒にスマホでバーチャルツーリングへ出かけましょう。今回は九州東部を北上、そして四国へと渡ります。

01.鹿児島奄美群島

沖縄の旅を終えて鹿児島行きのフェリーに乗り込む。行程の途中にある名瀬港で下船、奄美大島散策開始。走ってみるとこの島はとにかく自然が豊か、密林地帯がどこまでも続いている。川を見るとマングローブらしき植物もある。さらに船で隣の加計呂麻島へ。こっちはさらに人も少なくのんびり、至福の島時間を過ごした。

02.種子島

フェリーが鹿児島港に到着。1泊してから種子島へ向かう。島はサーフィンのメッカだが、一番有名なのはJAXAの宇宙ロケット発射場だろう。本当なら発射日に来たかったが今回は残念ながらなし。ならば、ということで宇宙センター見学に変更。広大な公園のなかにある「宇宙科学技術館」で珍しい宇宙食をゲット、気分だけは宇宙気分になった。

03.真幸駅

再び九州。最初に訪れたのはちょっとマニアックな真幸駅。JR九州の肥薩線にある宮崎県で最初にできた鉄道駅で、明治44年に開業された木造の駅舎がノスタルジー。ホームには「幸福の鐘」があり、鳴らした分だけ幸せになるといわれている。僕も2回鳴らしておく。最後に駅の看板猫にご挨拶をして、さあ出発だ。

04.都井岬

霧島をめぐり、都城を経由して宮崎県の南端、都井岬へ。ここを初めて訪れたのは20歳の時で、初めて見る野生馬に感動したことを覚えている。今回も同じように馬たちがお出迎えしてくれた。断崖絶壁に立つ白い灯台、その向こうに広がる青い海。これぞ正に岬!という感じだ。しばらく眺めてから再びバイクに跨った。

05.鵜戸神社

断崖の上を走る国道220号をしばらく行くと、鵜戸神社という標識が現れる。ここは海岸の洞窟の中に朱塗りの本殿があるという、日本でも非常に珍しい神社。絶壁に作られた階段を下って行く、その右手には目の覚めるような大海原が広がっている。絶景神社。もちろん「運玉」投げにもチャレンジ。

06.青島

太平洋側を北上。眺めがよく豊かに変化する日南フェニックスロードをしばらく走ると、右手に見えてくるのが青島。駐車場にバイクを停めて橋を渡る、橋の下を見ると「鬼の洗濯板」と呼ばれる奇岩の浜が広がっている。鳥居をくぐると青島神社。その先の絵馬のアーチをくぐると本宮。パワーを満タンチャージする。

07.宮崎大盛うどん

宮崎と言えばマンゴーや地鶏などが有名だが、僕はあえてうどんを食べる。九州でうどんイメージは全くないが、宮崎市内にある店「大盛うどん」は別格。実は創業大正2年の老舗で、イリコを使った甘めのダシと柔らかい麺の相性がバッチリ、癖になる味なのだ。天ぷらとかまぼこ入りを注文。うまかった~、ご馳走様。

08.日向岬

海岸線を北上。道に沿ってフェニックスが並ぶ、南国宮崎らしい道があったり、美しい海岸があったり、変わって行く景色を楽しみながら進んで行く。日向市に入ると日向岬へ向かった。九州の東尋坊と呼ばれる断崖絶壁があったり、美しい公園があったり、小さいながら楽しめるスポットだった。

09.飯干峠

日向から国道327号で内陸へ向かうと景色が徐々に変わって行く。南国らしい開放的な景色から、川沿いの田舎になり、さらに国道503号に入ると交通量がぐっと減り、山深くなる。道幅の狭いカーブが連続する峠道になり、周りは山だけになる。標高1020mの飯干峠を越えると五ヶ瀬へ。

10.高千穂峡

五ヶ瀬から国道218号で「高千穂峡」へ向かう。国道から急坂を下って行くと深い渓谷に出る。バイクを駐車場において遊歩道へ。渓谷に沿って歩くと展望台に出た、断崖絶壁から水が流れ落ちる美しい「真名井の滝」が見える。谷底を見ると五ヶ瀬川にはいくつものボートが浮かんでいる。

11.白水ダム

国道は使わずローカルな田舎の県道を繋いで北上する。熊本県を経由して大分県竹田市に入る。白水ダムの標識に沿って横道へ入って行くと「日本一美しいダム」と呼ばれる白水ダムに到着する。広く白いレースのように流れる水がとにかく優美。他のダムにはない美しさにしばし見惚れた。

12.姫だるま

同じ竹田市にある名物のひとつが「姫だるま」。ダルマといえば黒く濃い眉毛と髭が特徴だが姫だるまは表情が柔らかく、優しい眼をしている。作っている「後藤姫だるま工房」さんはテレビ番組「水曜どうでしょう」に昔、登場したことからライダーの聖地へ。いまもたくさんのバイクが訪れるという。

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