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    2020.09.07 / Vol.85

    スーパーカブ号&かん吉のバーチャル日本一周の旅 その9:四国、瀬戸内海の旅(徳島県、香川県、広島県、岡山県、兵庫県)

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スーパーカブ号&かん吉のバーチャル日本一周の旅
その9:四国、瀬戸内海の旅(徳島県、香川県、広島県、岡山県、兵庫県)

  バイクで日本中を何度も旅してきた藤原かんいちの分身「かん吉」が、只今スーパーカブでバーチャル日本一周旅行中。さてさて7月は雨続きだったのに、梅雨が明けた途端にうだるような暑さ。40度越えも観測された。9月も猛暑が続くようなので、体調には十分に気を付けましょう。コロナはもちろん、プライベートなどいろんな理由で出かけらない人はぜひ、かん吉と一緒にスマホでバーチャルツーリングへ出かけましょう。今回は四国の北部を旅した後しまなみ海道を渡り、中国地方を旅します。

01.四国八十八ヶ所霊場

四国を旅していると"遍路"の文字をあちこちで目にする。四国八十八ヶ所霊場を巡礼するお遍路さんのための道案内版や休憩所などが、いろんなところにあるのだ。さすが旅人に優しい四国。実際にお遍路さんを見かけることも多く、特に歩き遍路を見ると励ましの声をかけたくなる。僕もお寺に立ち寄り手を合わせると、清らかな気持ちになった。

02.徳島ラーメン

全国各地にご当地ラーメンがあるが、徳島ラーメンもなかなかのハイレベル。スープは白・茶・黄の3系統あると言われ、徳島市内は茶系が中心だ。出汁には豚骨や鶏ガラが使用され、薄口醤油やたまり醤油などで味付けされている。肉と生卵が載っているのが特徴。スープは濃いめなので白ごはんを一緒に食べるがオススメですよ~!

03.うだつの町並み

吉野川に沿って国道192号で内陸へ向かう。ここで立ち寄りたいのが美馬市にある"うだつの町並み"。ここは脇城の城下町で藍の集散地として発展。明治時代を中心とする伝統的な建造物が並んでいて、町家には本瓦葺き漆喰塗りの「うだつ」が多くみられる。バイクをゆっくり走らせながら、歴史的な景観を楽しんだ。

04.讃岐富士

国道193号を北上して香川県入り。さらに北上すると平野の真ん中にぽこんと膨らんだ、おにぎり形の山が見えてくる。地元の人たちが親しみを込めて"讃岐富士"と呼んでいる飯野山だ。香川は何度か訪れているが、この愛らしいシルエットの讃岐富士が見えると香川に来たことを実感する。眺めるだけではなく、いつか登ってみたいなぁ。

05.屋島

高松市内から見える、屋根のような形をした山(丘?)へ向かう。ここは屋島と言われる溶岩台地で、古代山城屋嶋城や屋島寺、源平合戦の屋島の古戦場があることで知られている。展望台も「遊鶴亭」「談古嶺」「獅子の霊巌」といくつかポイントがあり、それぞれ違う景色が堪能できる。高松市内の街並みと瀬戸内海を一望する絶景を楽しんだ。

06.讃岐うどん

香川県に来たら「讃岐うどん」を食べないわけにはいかない。僕は20年前にローカルなうどん屋めぐりをして以来、うどんツーにハマっている。もちろん今回もうどんめぐり。「がもう」「谷川米穀店」「山越」「宮武」「田村」「山下」etc...。「こんな山の中に?」「えっ?ここ民家でしょ?」田舎の店はどこも個性的、値段も手ごろなので食べくり。太りそうだ(笑)

07.小豆島

高松からフェリーで小豆島へ。小さい島だがスポットがたくさんある小豆島。恋人たちの聖地「エンジェルロード」絶景の「寒霞渓」昔懐かしい「二十四の瞳映画村、岬の分校」、醤油の歴史を感じる「マルキン醤油記念館」などなど、忙しく走り回る。最後は国内オリーブ栽培の発祥地「小豆島オリーブ公園」、妻のお土産にオリーブオイルを買っておく。

08.寛永通宝

高松へ戻り、国道11号で西へ向かう。観音寺市に着いたら市内一番の観光スポットである「寛永通宝」へ向かう。有明浜の白砂に描かれた大きな銭型の砂絵で、その大きさは東西122m、南北90m!OH BIG!この砂絵を見れば健康で長生き、さらにお金に不自由しないと聞いたので、よく目に焼き付けておく。

09.美濃田の渕

観音寺から南下をして吉野川へ。ハイウエイオアシス吉野川で一休みをしてから、周辺散策。巨木好きな僕は「加茂の大楠」へ、丸い樹冠が見事な樹齢1000年の巨木だった。次に吉野川に沿って奇岩が点在する「美濃田の淵」へ。様々な形の岩があり、景色を見ていると自然こそが芸術家だと思う。夜は近くのキャンプ場にテントを張った

10.かかしの里

三好市の奥祖谷地方、山の奥へ奥へと進んで行く。国道439号はほとんど民家も見当たらない、山道をしばらく走ると、小さな集落が現れる。畑で作業をする人の姿。珍しいなぁ...と思いながらよく見ると、なんとリアルなかかしだった。バス停らしき小屋や民家の縁側にもかかしがズラリ。何とも奇妙な景色だった。

11.かずら橋

祖谷川に沿って県道を進んで行くと、シラクチカズラと呼ばれるつる植物で作られた「かずら橋」がある。橋を渡ってみるが足元がスカスカ、かなり怖かった。さらに進むと岩の上に「しょんべん小僧」の姿を発見。珍しいと思って近づくと、岩の下は断崖絶壁の深い谷底、見ているだけで足が震える。こんなところで、僕には絶対できないだろうな~(笑)。

12.大歩危小歩危

国道32号に出ると道に沿って美しい渓谷が続いていた。ここが吉野川の激流によって作られた「大歩危小歩危」だ。「大股で歩いても、小股で歩いても危険」といわれていたことからこの名が付いたらしい。ちょうど道の駅があったので一休み、コーヒーを飲みながら渓谷を眺めると遊覧船、ラフティングを楽しむ人の姿をのんびり眺めた。

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