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    2020.10.09 / Vol.86

    スーパーカブ号&かん吉のバーチャル日本一周の旅 その10:紀伊半島の旅(大阪府、奈良県、和歌山県、三重県)

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スーパーカブ号&かん吉のバーチャル日本一周の旅
その10:関西、紀伊半島の旅(大阪府、奈良県、和歌山県、三重県)

  バイクで日本中を何度も旅してきた藤原かんいちの分身「かん吉」が、只今スーパーカブで日本一周バーチャル旅行。9月も暑かったのですが、下旬になってようやく過ごしやすくなってきました。バイクで出かけるのにも最高の季節です。食欲の秋なのでおいしい旬のものを食べに行くのもいいですね。コロナ渦、プライベートなどで出かけらない人はぜひ、かん吉と一緒にスマホでバーチャルツーリングへ出かけましょう。今回は紀伊半島をグルっと一周します♪

01.大阪と奈良を結ぶ国道308号の「暗峠」

国道なのに道幅が激狭、さらにメチャクチャ急勾配、色々な意味でライダーに人気なのが大阪と奈良を結ぶ国道308号の「暗峠」。こんなに緊張する国道は、なかなかありません。特に大阪側の傾斜が半端なくて「ここはスキー場か?」という感じ。下手なブレーキをかけたら滑って転んで、転がり落ちて行く可能性大なので、恐る恐るへっぴり腰で進んで行く

02.東大寺の大仏殿

ツーリングで奈良に来たらぜひ行ってみたいのが「東大寺の大仏殿」。奈良の大仏の大きさに圧倒されると同時に、世界最大級といわれる木造建築の大仏殿も圧巻です。太い柱の一か所に大仏の鼻の穴と同じ大きさ穴があり、その穴をくぐり抜けられると無病息災のご利益があると言われているので、必死に潜り抜ける。

03.和歌山ラーメン

和歌山県へ入るとまずは腹ごしらえ。これまで全国各地のご当地ラーメンを食べてきたが、和歌山ラーメンは外せない。中華そばと呼ばれることが多く、味にいくつか系統があるが、ストレート麺に豚骨醤油味スープが基本。具には青ネギ、メンマ、チャーシューなどが載っている。一緒に早寿司(鯖寿司)を食べるのがツー。「お腹いっぱい食べたら、走るぞー!」

04.和歌山電鐵

ひと昔前、猫の駅長で人気になったのが和歌山のローカル線「和歌山電鐵」。貴志駅の駅長として活躍した「たま」が2015年に亡くなった後は「ニタマ」が後を引き継ぎ、「たま二世」になった。たまのイラストが描かれた「たま電車」が走っていたり、お土産があったり色々楽しめる。もちろん駅長へのご挨拶も忘れません

05.白崎海洋公園

海沿いの道をしばらく走ると、白い岩の岬が見えてくる。岬は「白崎海洋公園」になっていて、一歩入ると別世界が広がった。岬全体が白い石灰岩の岩々でできていて、白い岩肌と青い海の景色はまるで海外(ヨーロッパ?)のよう。どこから撮っても絵になるので写真を撮りまくる。オートキャンプ場もあるので、泊まるのも楽しそうだ。

06.龍神温泉

しばらく海沿いを走っていたので気分転換に内陸へ向かう。国道371号をしばらく走ると「龍神温泉」の文字。山間の狭い渓谷、日高川に沿いにある温泉郷だ。日本三大美人の湯(ほかに湯の川温泉/島根県、川中温泉/群馬県がある)のひとつとされている。かん吉にはあまり関係ない気がするが、汚いよりはきれいな方が絶対にいい。温泉に入ってみると、肌はツルツルしっとり。少しだけ美男になれたような気がした

07.露天風呂「崎の湯」

再び海岸線に戻って南紀白浜へ向かう。すぐ目の前に海が広がる露天風呂「崎の湯」がお気に入り。実はこの温泉「日本書紀」や「万葉集」にも記されている歴史ある温泉なのだ。とにかくここはロケーションが最高、お湯に浸かりながら波の音を聞き、青空を見上げる、こんなに幸せはない。極楽気分になった?

08.潮岬キャンプ場

すっきりリフレッシュした次に向かうのは本州最南端の潮岬。右手に海を見ながら南下すると白い潮岬灯台が見えてくる。さらに進むと、広くて開放的な芝生の公園が現れる。ここが本州最南端の潮岬だ。近くの観光タワーで「本州最南端訪問証明書」をゲットして公園にあるキャンプ場へ向かう。ここは何度も利用しているお気に入りキャンプ場のひとつ。基本は無料で有料期間でも800円と安いので、ぜひ泊まってみましょう

09.日本最大級の一枚岩

串本から国道371号に入り北上して行く。奥に行くと川沿いの道になり、巨大な一枚岩が現れる。その大きさは高さ約150m、横幅800m!!日本最大級の一枚岩なのだ。川を挟んだ対岸には「道の駅一枚岩」があり、岩を眺めながらコーヒーが飲める。猪のハンバーグもオススメです♪

10.国道371号

一枚岩の隣を走る国道371号は紀伊半島の内陸を南北に横切るメインルート。串本から、中辺路、龍神、高野山、橋本、大阪の河内長野まで繋がっている。南部は山が深いため2か所が未開通のまま。不便な代わりに豊かな自然がたっぷり残っている。すれ違う車もほとんどいない、秘境の旅を楽しんだ。

11.那智の滝

紀伊半島を周遊する国道42号へ戻ると、東海岸を北上する。美しい入江が広がる那智勝浦から再び内陸へ。駐車場にバイクを置き、階段を下りて行くと正面にドーン!と大きな滝が現れる。那智の滝だ。落差133mは1段滝としては日本一。そのスケールの大きさに圧倒される。ちなみに那智の滝は神でもあり仏でもあるため「飛瀧権現(ひろうごんげん)」と呼ばれている。

12.道の駅・奥熊野古道ほんぐう

紀伊半島の奥熊野には魅力的な場所がいくつかある、そのひとつが「道の駅・奥熊野古道ほんぐう」だ。ここはとにかく景色が素晴らしい。目の前に広い河原があり熊野川が流れていて、その周りには穏やかな山がいくつも連なっている。道の駅の前の広場から眺める景色が特に美しい。ランチは、おにぎりを高菜の浅漬けで包んだ熊野地方の「めはり寿司」で決まり。

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