BBB MAGAZINE

  • MotorCycleDays

    2020.12.23 / Vol.88

    旅行家藤原かんいちが考えてみた これが究極のツーリングバイクだ!

CREDIT

    • ライター
    • 執筆

    藤原かんいち

    • 撮影

    藤原かんいち

バイクで世界中を旅した
旅行家"藤原かんいち"が考えてみた
これが究極のツーリングバイクだ!

  みなさんお元気ですか? 藤原かんいちです。ここ最近、コロナウイルスの感染者が急激に増えているので心配ですね。まだ欧米やインドほど多くはありませんが、とにかく感染拡大にならないよう、マスク着用、消毒、手洗い、密は避けるなど、基本的な予防策を続けて行きましょう。
  さて、先月でかん兄さんのバーチャル日本一周が終わりましたが、いかがでしたか? マニアックなところもいくつかありましたね~。ぜひみなさんも誰もが知っている有名観光地以外にも、自分の感性が赴くまま、自由気ままにいろんな場所へ出かけてください。

今回も引き続き、ある意味バーチャルな内容です。僕はこれまで何度もバイクで世界一周や日本一周をしてきました。中型、オフ車、原付バイクや電動バイクなど、使ったバイクも様々です。どちらにしても大きな旅が終わりに近づいてくると、いつも「次はこんなバイクで旅してみたいなぁ~」と考えるのが癖になっています。そこには実在するバイクもありますが、こんなバイクがあったら最高なのになぁ~存在しないバイクを妄想することもあります。
たとえば妄想で考える、究極のツーリングバイク。僕が考えるバイクはどんなものか... 手描きのイラストを交えてちょっと紹介します。

やっぱり形は、スクータータイプ

  見た目はこんな感じ。スクータータイプですね。
  世界には未舗装路もあるけどほんの一部です、マジェスティで世界一周をした経験もあるので、スクーターで十分に行けると思っています。
  そしてクラッチやシフトチェンジのいらないAT車にしました。雑多な運転操作を少なくした分、周りの景色を楽しむ余裕ができからです。旅は早く走ることが目的ではないですからね、ただ運転操作が好きな人もいるのでマニュアル車も用意しておきましょう。
  そして二人乗りを想定しているため車体は大柄です。本当は電動バイクがいいのですが、もしガソリン車だとしたら水冷4スト2気筒1000cc。トルクフルなエンジンで急こう配の山道もグイグイ走ります。もちろん高速走行も余裕のよしこさんです。
  システムで大きなポイントとなっているのはフロント2輪。以前、ヤマハのトリシティを運転したことがあったんだけど、その時の前輪の安定感が半端なかった(笑) あれは2輪とは別物です。それなのに2輪の解放感とコーナーリング感はそのまま。独特な走行フィーリングが新鮮だったので、次は3輪で旅をしてみたい!と思っています。

雨対策にはコレが欲しい

  重要視している装備のひとつが収納式ルーフ。バイクにとって一番の敵は雨です。バイクで雨に降られ、ずぶ濡れになった経験がある人ならわかりますよね。それなら車にすればと思うが、車だと壁に囲まれて外の世界と分断されてしまう。この肉体でこの世界の中を走っているという感覚が薄いんだよね。
  そこで考えたのが一部のバイクで使われているルーフ。完全にシャットアウトできるわけではないが、正面と上空から当る雨を遮ることができれば、かなりの効果は見込める。
  ルーフがあれば突然の雨にひるむこともないし、雨の日のツーリングが楽しみになる♬ もちろん、まだ乗ったことがないので楽しいかどうかわからないけど(笑) 僕の妄想ではそうなってます。
  もちろん晴れている日はルーフを収納、空はスルースカイ! 開放的な気分で走れます。

これで、荷物の積載方法に悩まないぞ

  ロングツーリングとなると荷物も多くなる、そこでトランクをたくさんつけました。左右にリアトランク、さらにフロントと合計4か所に収納できるようになっています。どのトランクもロック機能が付いているので盗難も安心。もちろんトランクなので雨で濡れる心配もありません。
  さらに大型の荷物や、濡れてしまったテントやタープ、チェア等を積載できるように大型のキャリアも標準装備しました。抜かりはない。

是非とも欲しいパーツ

  このバイクのいち押し装備が、この「タンデマーグリップハンドル」。運転者のシートとタンデマーの間にある小さな背もたれのようなものが、ボタンを押すと上に延びて、さらにその両側からハンドルが出る仕組みになっている。これがあれば悪路や急カーブが連続する道でも安心です。

  さらにこの「タンデマーグリップハンドル」は取り外し可能で、テーブルを装着することが可能。運転者シートを前にスライドさせれば、後ろ向きに座って、テーブルをふたりで囲んで食事をすることができます。
  そんな時のために、車体を自立させられるシステム、オートマチック自立式スタンドも標準装備。これがあれば景色のいい場所にカフェやベンチがなくても、その場所が一瞬で絶景カフェになります。これぞまさに、いままでなかった、究極のラブラブシステムです!

  僕が考えてみた究極のツーリングバイクは、こんな感じです。いかがでしたか? きっと「俺だったらこんなバイクかな~」「僕はこんなバイクに乗ってみたい!」理想とするバイクは人それぞれ、人の数だけあると思います。
  それにしても、このバイク、どこかのメーカーが作ってくれないかなぁ... もしあったら、次の世界一周はこのバイクで決まりなんだけどなぁ(笑)

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