BBB MAGAZINE

  • 日本一周ライダーズファイル

    2021.08.23 / Vol38

    浜田晃さん (神奈川県)

CREDIT

旅の目的・テーマ

1・日本中の絶景ロードを走る事
2・東西南北端の制覇
3・出来るだけ多くの旅人や地域の人々と乾杯する事

ストーリー

小学校の時『仮面ライダークウガ』のバイクアクションを見て「なんてカッコいい乗り物なんだ!!」と思い、物心つく頃にはバイクに憧れを抱いていた。ただ学生時代は部活動(器械体操)に集中していたためバイクを買う余裕はなく、原付を乗り回していた。20歳で二輪免許を取得。社会人になってから、四気筒のサウンドに惹かれてホンダのホーネット250を購入。最初のバイクとなった。ホーネットでは地元の仲間たちとツーリングに出かけた。日本一周をしたいと思ったきっかけは、綺麗な海と美しい橋のかかった一枚の写真。「こんな絶景バイクで走れたら最高だな!」と思いGoogleマップで調べると山口県の角島大橋であることがわかった。その時は遠すぎると感じたが、その後「それならもう、いっそのこと日本中をめぐるのもいいな!」と思うようになり日本一周を意識するように。また日本一周経験している同級生に「日本一周はいいぞー」と誘惑されたのも大きかった笑

旅データ

■時期と日数
2020年6月19日~11月2日。合計127日間

■ルート
関東~東北~北海道~東北~関東~中部~関西~四国~九州~沖縄~九州~中国~関西~中部~関東。日本列島を時計回り

■訪問した都道府県
47都道府県

■走行距離
23,387km

使用バイク車種

HONADA ホンダXR250

小学校の時に見ていた仮面ライダークウガのオフロードバイクの激しいアクションに憧れてオフ車を選択

GOOD POINT
オフロードバイクなので酷道だろうが、ダートだろうが走れぬ道はないこと

BAD POINT
オフ車特有のシートの細さ=お尻の痛さw

「聞いてみた、10の質問」

1.旅用にカスタムしましたか?

キャリアの上に自作の台を作成。お陰様でホムセン箱がズレることも無く安全に旅を終えることができました


2.荷物はどんな風に積載したか?

リアにホンムセン箱。両サイドバックはドッペルギャンガー。タンクバックはタナックスを使用。ホムセン箱にはキャンプ用品やカメラ、サイドバックには衣類や雨具などを収納していた


3.持参したアイテムで良かったもの、不要になったものは?

良かった物

「ヘッドライト」
キャンプ地で調理するときに両手が使えること、暗いトイレなどでも便利でした

悪かったもの

「椅子」
ホムセン箱が椅子の代わりになるため全く使わなかった


4.おいしかったグルメは?

「蛇口からみかんジュース」愛媛県

都市伝説的な存在。松山城にある、蛇口からジョッキにポンジュースを注ぐことができる面白いサービス。暑い夏にぴったりの飲み物でした

「ジンギスカン」北海道

これまでは食わず嫌いで避けていましたが、地元の方に勧められて食べることにしました。大衆焼肉屋でとてもリーズナブル。やはり地産地消だからか全く臭みが無く、肉も柔らかくとても美味しかった


5.良かったスポットは

「磐梯吾妻スカイライン」福島県

その景色を見たときは「海外に来てしまったのか!」と思えるほど感動。ここが日本とは思えないほどの絶景でした


6.印象的な宿&キャンプ場

「磐梯吾妻スカイライン」福島県

温泉600円を利用すると併設したキャンプ場が無料で利用できる施設。部屋の壁中に日本一周勢や旅人の直筆サインが書かれています。また旅人の沈没の宿としても有名です。キャンプ場はどデカいキャンプファイヤー(薪無料)、ドラム缶風呂も無料です。夜になるとオーナーが旅人を居間に集めて盛大に乾杯をします。居心地が良すぎて一週間程停滞してしまいましたw


7.一番好きな都道府県は?

「熊本県」
他の県では見ることのできない世界有数の巨大なカルデラが魅力です。阿蘇周辺はどこを走っても絶景ばかりなので、また訪れたい


8.一番大変だったトラブルは?

意外と大きなトラブルに巻き込まれる事もなく『無事故・無違反・立ちゴケ0』で日本一周を達成する事ができました。
トラブルではありませんが、東北にいた時に続いた連日の土砂降りは大変でした


9.一番嬉しかった出来事

旅先で知り合った旅人仲間! 最初の出会いは北海道。上陸の時に日本一周勢が北海道に多くいる事をTwitterで知りました。チャンスと思い「日本の天辺、宗谷岬で日本一周勢集まりませんか?」勇気を出してDMを送りました。賛同して集まってくれたのがいまの友人たちです。全員初めて会う人ばかりでしたが目的地が同じ時は一緒に行動、違えば別れ、また再会。そんなことを何度も繰り返していくうちに友人になりました。遠い屋久島や沖縄も一緒に巡りました。みんなが旅を終えた後も「日本一周お疲れさん会」を開いたり、ツーリングやキャンプを企画したり、連絡を取り合っています。そんな友人ができたことが嬉しい


10.日本一周を振り返って、最後にひとこと

"乾杯"で思い出に残っているのは鹿児島のゲストハウスで出会った自転車日本一周中の2人。ノリが良くてのんべえ、ビールを浴びるほど吞みました。また愛媛県で会ったリヤカーBARで日本一周しているリョーヤさんも印象的です
日本一周は一人旅ではあるけど、決してひとりぼっちにはならない。旅先で多くの方々に応援してもらい、励ましのお言葉を本当にたくさん頂きました。そして多くの仲間に会えた事に感謝です

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