BBB MAGAZINE

  • 部品交換「改」

    2020.04.16 / Vol.06

    - page2 - HONDA MONKEY(Z50A) キャブレターインナーパーツ交換

CREDIT

ボディが綺麗になったら組み上げです

パーツクリーナーを吹いてキャブクリーナーで浮いた汚れを洗い流し、エアを吹いたら組付け開始。この大きなOリングはフロート室のガソリンが漏れ出さないようにするためのもの。キャブにガソリンが滲んでいる車両はここを疑うのが吉。応急処置としては外から液体ガスケットを付けることもあるが、内部に入るとキャブを詰まらせる原因になるので本来液体ガスケットは使いません。

ジェットニードルとメインジェットをそれぞれ差し込む。フロートセットを組み込んだら、その上にフロートを置く。あとはフロートチャンバーを締めれば完成。エアスクリューとアイドルスクリューもキットに入っていたので交換しました。

エアスクリューは時計回りに締めることで混合気は濃くなる。全閉から1回転半程度緩めたくらいに合わせ、左右に1/4~1/2回転ずつ回しエンジンの回転数が最も高くなる位置に調整する。その後アイドルスクリューで安定した回転数まで下げて、もう一度エアスクリューで最も回転が高くなる位置に微調整する。

今までかかり難かったエンジンがキック1発でかかるようになりました。アイドリングとフケ上がりも安定するようになりました! 調子が悪いと思ったらまずはエアクリーナー→プラグ→キャブの順番でチェックしていくと良いでしょう。……とまあ本来はここでエンディングとなるハズだったのですが、数日後にエンジンかけようとしたらフロート室の合わせ面からバリバリオーバーフローしてるやんけ!!

やっぱり純正に適うものなし!

オーバーフローの原因は何故かOリングが巨大化していたこと。ガソリンによって膨らんだと思うのですが、いくらなんでも数日でこんなに育っちゃいますかね? ゴム部品に関しては純正がまだ出るのでそれをあらためて発注することに…。

純正に変更して事なきを得ました。もう純正で手に入らないものはどうしようもないですが、やはりゴムパーツは純正クオリティの凄さを実感しますねー。

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