BBB MAGAZINE

  • 部品交換「改」

    2020.07.06 / Vol.09

    HONDA IHATOVO メーター針修繕・交換

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旧車の宿命 針の折れ

今やほとんどのバイクがデジタルメーターを採用しているので、針が物理的に動いて速度確認をしたことがないなんて人も多くなってきているのではないでしょうか? デジタルであればもちろん針折れ皆無なのですが、アナログのメーターは意外に繊細な作りなので、時として折れるんです。今回はイーハトーブのスピードメーターを例に修繕や交換作業を行ってみます。

メーターを裏側から見ると、カシメられているのが分かるでしょう。昔のメーターは大概がこのような感じになっていますので、それをマイナスドライバーなどでコジって開けていきます。中途半端な状態で開けようとするとメーターリムが捩れてしまうので、全周で解放してあげるのがよろしいかと思います。

フロントのリムがガラスやシールごと外れました。肝心なメーターの針はどこへいったかというと......パネルの隙間から落ちてメーターボディの中に入っていました。

針の修繕にはプラリペア

今まで瞬間接着剤などで修復したこともあるのですが、結局はポロリしてしまって元の木阿弥になったり......。それならば溶着補修ができるプラリペアを使うのが一番と考えました。

スポイトを使って溶液を容器に移し、パウダーに垂らして玉を作ったらニードルに刺して補修したい部分に移動させ、再び溶液を垂らせば完成です。

本来はハミ出た部分は硬化した後でヤスリなどを使えば修正可能ですが、メーターの針は繊細なのであえて盛ったままにしておきました。多少不格好ですがこの方が強度は増します。きちんと修復したいのであれば一度針を外しての修復が良いでしょう。

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