BBB MAGAZINE

  • レストア野郎 TZR250編

    2017.11.22 / Vol.02

    - page2 - まずはエンジンをかけたい!

CREDIT

    • ライター
    • 執筆

    NANDY小菅

    • 撮影

    NANDY小菅

    • バイク

    TZR250

コックも外してフィルターを確認してみたら...
フィルター錆びだらけ

コックも外すことで排出しきれなかったガソリンも全部出して...と思ったら、うぼぁ! なんじゃこりゃ! フィルター錆びだらけじゃないの!!

錆びがブレンドされた液体
錆びがブレンドされた液体

残ったガソリンと共に出てきたのは錆びがブレンドされた液体。前のオーナーさん曰く「しばらくぶりにエンジン掛けようとしたらかからなくなってそのまま放置した」ということだったので、タンクの中に溜まった水で内部が錆びて、それがキャブに詰まってエンジンが掛からなくなったのだろうと推測。

コックの中
コック関係のゴムは全て交換

コックの中もギトギトになってます。こりゃ、コック関係のゴムは全て交換したいなぁ。

ゴムホース
タンククリーナー

とりあえずタンククリーナーを入れて錆を落としてみることにしました。コックの中もタンククリーナーで綺麗にしたいので、ゴムホースでループさせて2~3日放置することに。

タンククリーナーを入れてから数日後
クリーナーの液体がまっ茶色

タンクからクリーナーの液体がまっ茶色になって出てきました。クリーナーの効果が出ている証拠ですね!

錆びの塊が...

タンククリーナーは1度だけでなく数回使用できるために別の容器に移してまた保存しておきますが、液体を移した後の衣装ケースの底には錆びの塊が...。気の利いたステーキにかかっているスライスガーリックのようです。

ホースで水をジャンジャン流します

タンク内部に残るタンククリーナーを完全排除するためにホースで水をジャンジャン流しますが、水と一緒にサビが山ほど出てきましたわ! タンクの底側(おそらくサイドスタンドで傾いている左側)の面は一面の錆びコーティングがされていたと考えられますね。

錆びコーティングが部分的に剥がれただけの様子

中身はどうなったかというと、錆びコーティングが部分的に剥がれただけの様子。でもまあ「中にボルトナットを入れてシェイクして、サビ取り剤を入れてのローテーションを繰り返せば綺麗になるかなー」と思っていたのですが......

タンクは買い直しというオチ

うわぁ、サビが取れたところから穴が開いているよ! 正確には塗膜で薄皮一枚残っている状態! 既にタンクの鉄板が薄くなってしまっているようですね。これでは板金なりしてもその周りからまた穴が開くことは明白なので、タンクは買い直しというオチ。

次回予告 『キャブを外してどっきり!!』の巻
次はキャブを外してみます

タンクにオチが付いたところで、次はキャブを外してみます。タンクがアレだったのでキャブの中身もちょっと怖い。

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