BBB MAGAZINE

  • レストア野郎★Zippy編

    2013.09.14 / Vol.01

    - page2 - サビサビ鍵無し不動の状態からレストアスタート!

CREDIT

    • ライター
    • 執筆

    NANDY小菅

    • 撮影

    NANDY小菅

    • バイク

    ジッピィ50

ネットで注文した6Vバッテリー

新しいバッテリー
サイズが違ったバッテリー

ネットで注文した6Vバッテリーが届きました。でも注文時に型番を間違えてしまったようで、大きさが全然違うのが来ちゃったよ!「ボビー/マリック/メイト/チャッピィ用」って書いてあったから、ジッピィも同じかと思ったのに・・・。まあ、今は点火するかどうか確認できればいいのでとりあえずこれで。

電解液 注入!

新品のバッテリーは電解液を入れて小一時間ぐらい待ってから使います。電解液を入れてもすぐには使えませんからね。なお、可能なら充電もすると初期始動はより良いぞ!

イグニッションコイルとプラグキャップ

6Vモンキー用イグニッションコイル

イグニッションコイルとプラグキャップに関しては6Vの4Lモンキーのものが余っていたので、これを使ってみることにします。これで無事に火花が飛べばよいのですが・・・。

自作アルミステー
サビを落としてからマウント

コイルからはプラス線しか出ていないのでボディアースでマイナスを取ります。フレーム内側のコイルが付いていたのであろう場所に取り付けるため、適当なアルミ板でステーを作りました。なおマウントさせるフレーム内側はサビが酷かったので、このまま取り付けてもボディアースが上手く取れずにマイナス電気が行かない恐れがあったので、サンドペーパーで磨いてサビを落としておきます。これ大事です!

少し切ります
キレイな配線

モンキーのイグニッションコイルは前に使っていたものなので動作は確認済みですが、プラグキャップが刺さる部分は1センチぐらいカットして、中の配線がフレッシュな状態で使うことにします。

プラグキャップ
キー周りの部品

プラグキャップが緩かったりしても電気がちゃんと流れません。イグニッションコイルからの配線にしっかりとねじ込んでから、プラグにもしっかりと挿すようにしましょう。ちなみにキー関係は動作確認済みのものを中古(¥7500)で一式購入できたのでラッキーでした。カプラー&ボルトオンでメインキー、ハンドルロック、シートロックの3点セットも取り付けました。さあ、キックを踏んでみるぞ!

沈黙・・・。

プラグ沈黙

プラグを外して軽快にキックを踏むも、火花のヒの字も飛びません。ま、まあこんなことでかかったら苦労しないわな。さて、素人の浅知恵だけでは八方塞の状態になってしまったし、潔くプロショップに相談に行く準備をしましょう。

餅は餅屋。バイクはバイク屋に相談です。

太洋モータースの稲村さん

分からなくなったらその道の玄人に聞くのが一番の近道。一人で考えていたって遠回りしたり同じ所を堂々巡りするだけで時間の無駄。だから恥ずかしがらずにバイク屋へ直行!
いつも懇意にしていただいている東京は阿佐ヶ谷の太洋モータースの稲村さんに聞いたところ、テスターで配線が活きているか調べてみましょうとのこと。ををー、やはりプロは違うぜ!

ポイントズレか?
ポイントがサビサビ

メインハーネス関係はどうやら電気が通っていました。そこでポイントがズレていて点火していないのかもということで、ポイントをチェックしてみます。エンジン左側のカバーを外して確認してみると・・・ポイントは見事にサビッサビでした。素人目にもこれじゃ点火しそうにない感じだわー。

エンジン点火!!

ポイントの微妙なサビ落とし

サビをサンドペーパーである程度落として、仕上げに棒ヤスリで少しだけ整える。あまり削ってしまうとNGなので、ホンのチョットです。あとは点火タイミングも微調整したら、なんとプラグから念願の火花が飛びました!これならエンジンもかかりそうな予感大!

キャブの強制開閉

ガチガチに硬いけど辛うじて動いているアクセルを捻っても、実はキャブが動いていないことが判明。そこでマイナスドライバーを突っ込んで強制開閉でキックしてみると・・・。

Zippyエンジン点火!

エンジン点火!!
うぉぉぉ!エンジンがかかったよ!ライトもテールも、いきなり生き返った感じです!しかしまあ、どうでも良いけど凄い煙だわ!ちなみにキックをしてくれたのは前オーナーの佐藤健。さて、これでどうにかこの企画も進められそうなことが分かりました。来月をお楽しみに!

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