BBB MAGAZINE

  • レストア野郎★Zippy編

    2014.07.02 / Vol.11

    - page2 - Zippyレストア大完成!ついにレストア野郎★Zippy編完結!

CREDIT

    • ライター
    • 執筆

    NANDY小菅

    • 撮影

    NANDY小菅

    • バイク

    ジッピィ50

ショーも終わって、大完成の図!

ジッピィレストア大完成!!

ショーでは間に合わせるためにとりあえず走れる状態まで組み上げての展示でした。でも、ちゃんと走るかどうかなどはしばらく実走行してみないと分からないので、400kmほど走って問題ないと判断して、遂に本格完成となりました!

エンジンbefore
エンジンafter

不動だったエンジンはキャブ掃除後にバッテリーとプラグを新品にして太洋モータースさんでポイントを調整で始動できました。外見はボロでしたがエンジン活きていて良かったー。エンジンを開けることなく塗装もしたので、作業はかなり簡略できましたね。

リアタイヤbefore
リアタイヤafter

リアタイヤは5.00-8というワイドなサイズが現在の国内ではもうどこにも売っていないので、少し細身になりますがモンキーなどに使われる4.00-8を入れました。左側のリアフェンダーサイド部分は付いていなかったので中古を購入しています。

ハンドル周辺のメッキパーツ

ハンドル周辺before1
ハンドル周辺after1
ハンドル周辺before2
ハンドル周辺after2

最も違いが出ているのがハンドル周辺のメッキパーツ。サビだらけだったのですがナオケン工業さんの丁重な再メッキによって生まれ変わりました。ライトとメーターのリムも再メッキしています。フォークのトップキャップはレストア前の名頃をあえて残すことで、単にパーツを交換しただけではないということの証明としている。べ、別に・・・メッキに出し忘れたわけじゃないんだからねっ!

フューエルコック

フューエルコックbefore
フューエルコックafter

リアフェンダー左サイドと共に付いていなかったのがフューエルコック。ここは中古パーツも良品がなかなか出ないパーツで(実は2個ほど中古を入手してみましたが、程度が悪くて使い物になりませんでした・・・)、水野鈑金さんでワンオフのプレートを作っていただいて埋めることに。桜のエムブレムの下にはOFFICE NANDY文字入りです!

シート

低板befor2
低板after

全国ジッピィレストア野郎の泣き所とも言えるのがシートではないでしょうか?現存するジッピィを見てもシートがヤレている車両が多いんです。ここまで錆びた低板では表皮張替えもままならないので、水野鈑金さんでロウ付けしてもらった後にファニーズカスタムサービスさんでFRPにて全面を整えていただきました!

表皮before
表皮after

低板が復旧出来たところで、今度は表皮を丸直さんで張替えていただくことに。純正のタックロールを意識させつつもタック本数はアレンジしてオリジナリティを出す。黒表皮は車体のマットなカラーリングを活かして半艶仕上げにして、パイピングはホイールと同じサフェーサーのような色合いです。プックラ感がとても良い感じ。サイド部分にはライトニングの先端を表皮で再現しているのですが、単に革を張り合わしただけではなくシートとフレームの間の隙間を埋める様に黄色い表皮を少しだけ伸ばしてもらっている特殊注文品。

フロントフォーク・ブレーキ

フロントフォークbefore
フロントフォークafter

フロントフォークのサビも悩みの種だったのですが、幸いインナーチューブのストロークする部分は活きていたのでサビを出来るだけ落として、マジックテープを付けて自作した革を巻いてみました(元ネタはオフロードバイク用のフォークのウレタン製ガード)。でも、黒いメーター下部との雰囲気とマッチしていてこれはこれでアリだと自負しています。

足周りbefore
足周りafter

ブレーキ周りは完全に終わってましたが、ヤマハの50cc系と同じブレーキシューだったのでそのあたりの部品供給は問題なし。足周りはサフェーサー+2液性クリアの缶スプレー仕上げの自家塗装でスイングアームは黒、マフラーは耐熱黒で塗りました。車体色ともマッチしているでしょ?

細部のペイントワークと共にちょっとひねりを加えた集合体

S PAINT WORKSさんにお願いした大胆なライトニングペイントと丸直さんの張り替えシートのサイド分によって一体感が出ています。ジッピィ独特のプレスフレームボディが一つのキャンバスとなりました!ペイントモチーフは局地戦闘機「雷電」でリアタイヤを中心としたサイドフェンダーにはホンの少しだけ赤と白を入れて日の丸を取り込んでいるのがさり気ない愛国心。シフトアップ製リアショックのスプリングが赤いのも塩梅良し。キャリアはノーマルではメッキですが、あえてブラック塗装にしたことでシルエットを崩さない様にした。細部のペイントワークと共にちょっとひねりを加えた集合体、なのです!

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