A＆WのモッツァバーガーDXコンボ

「おおっ！温かい！！」１０年ぶりにやって来た、めんそーれ、なにそーれ、それそれー、沖縄！成田発那覇行きの飛行機に揺られること約３時間。那覇空港のドアが開いた瞬間、空気が変わっていた。３時間前にいた東京の寒さが嘘のような温かさ。体感的には真冬から初夏。狭いようで日本は広い。

今回のステージは日本最南端の沖縄県。飛行機で那覇に着いた翌日、神奈川から沖縄へバイク輸送をお願いしていた那覇側の運送会社へバイクを引き取りに行った。ところが電話で道順を聞いたのに、途中で道がわからなくなる。新那覇港のようだが、これがなかなか広いのだ。これもう、近くにいる人に僕の携帯電話に出て聞いてもらった方が早いと思い、道を尋ねた人についでに携帯電話に出てもらった。すると以外にもここからすぐ近くにあることが判明。まじかい！なんとそこに見える倉庫の２つ先だという。とりあえず、よかった。親切に話を聞いてくれた沖縄の人に感謝する。やっぱり沖縄の人は心があったかい。

倉庫で乗り慣れている相棒リトルカブと再会。さあ、明日から一緒に沖縄を楽しもうぜ。沖縄のグルメ名物は色々あるが、僕が今回選んだのは、A＆Wのハンバーガー。A＆Wは日本では沖縄のみにあるアメリカのファストフードチェーン店。日本にいながらして、本格的なアメリカン気分を味わおうという、魂胆だ。島を南北に伸びる国道５８号が沖縄の中心ルート。那覇から北へ向かう途中、国道５８号線沿いにあるようなので、行ってみることにする。

那覇から３０分ほど走るとA＆Wの看板が現れる。駐車場に入ると普通はない屋根付の駐車スペースがあることに気がつく。各スペースに大きなメニューが置かれていて、そこからオーダーをして駐車した車の中で食べられるようになっているのだ。これは日本のハンバーガーチェーン店にないスタイル。さすが、車社会アメリカの発想。

店内は広々。そして室内全体がアメリカンアンティークを基調としたインテリアになっている。店全体からアメリカ50Sの匂いがプンプン漂ってくる。セルフオーダー式になっていて、まずカウンターで注文。今回はいまイチオシのモッツァDXコンポにする。コンポとはセットメニューのことでハンバーガーにポテトまたはオニオンリングまたはサラダ、それにドリンクが付いている。ポテトはソースが選べるというのでチリチーズカレーに、ドリンクはルートビアにする。できあがったら席へ運んでくれるという。

席で１０分ほど待つと運ばれてきた。モッツァバーガーはボリューム満点、オニオン、トマトがバンズからはみ出ている。中身はビッガーパティにレタス・オニオン・トマト・ピクルスなどの野菜。さらにチーズ、ベーコンなどが挟まっている。「いただきまーす！！」

口を大きく開けてかぶりつく。「...うんまい！」思わず顔がにやける。ビーフ１００％のパティは軽く焦げ目が付いていて香ばしく、それでいてジューシー。牛肉のうまみがギュッと詰まっている。そこにシャキシャキ食感のレタスと玉ねぎ、みずみずしいトマト、濃厚なモッツァソースが加わり、食材のハーモニーが出来上がる。肉は歯ごたえがあるが、僕的にはこの方がハンバーガーらしいていいと思う。

ポテトは衣が多くカリカリと独特の食感。チリとカレー、チーズが混ざり合った濃いソースはアメリカならではのテイスト。好き嫌いが分かれるところだが、僕的にはアリアリ。大好きな味だった。さあ、次はルートビア（ビアという名だがお酒ではない）を飲もうと思い口を付けると、あれ？　こんな味だったかな？と思う。もっと癖があった気がするんだけど、おかしいなぁ。かなりオレンジジュースっぽいけど。レシートを見ると、確かにルートビアって書いてある、気になりながらも最後まで飲みきった。

沖縄でアメリカの風を感じたかったらA＆Wはおすすめ。沖縄県内に２７店舗ある。これぞディスイズアメリカなので、ぜひどうぞ！

ちなみに後日、スーパーでルートビアを買って飲んでみたら、やっぱり違う味だった。どうやら店員さんが間違えたよう。これまたアメリカチック（笑）。ただ、本当のルートビアはシップ薬をそのままジュースにした感じで、かなり癖が強いです。僕的にはこちらはいまいちででした。