BBB MAGAZINE

  • 大人のたしなみとしてベスパに接してみよう!

    2019.10.18 / Vol.64

    スモールで遊ぶ #16/VespaGP-2019シーズンRound3

CREDIT

取材協力:VespaGP事務局(http://www.vespagp.com/)

少し時間が空いてしまいましたけど、VespaGPの第3戦をお届けしていきましょう。耐久ナイトレースとして開催される第3戦だけに、いつものデイレースとは違った雰囲気を多めの写真でお楽しみください!

VespaGP-2019シーズン第3戦

日時:日時:2019年7月28日
場所:サーキット秋ヶ瀬
天候:晴れ
路面:ドライ
主催:VespaGP事務局(http://www.vespagp.com/

真夏の耐久ナイトレースがめちゃめちゃ熱い!

  毎夏の風物詩と言ってしまって差し支えないほど、VespaGPパイロット達にとっては定番化した感のある耐久ナイトレース。それが今夏も、去る7月28日(日)に開催されました。
  やはりいつもとは違うナイトレースということで、ヘッドライトが使える状態にして参加する者もいれば、さらに補助灯を増して来た者など、マシンの仕様が異なっていたりするところも見所だと言えそうです。それに耐久ラウンドなので、チーム毎の戦略面も見所となるのは間違いありません。

  そんな2019シーズンの折り返し点となる第3戦は、2人1組でのチーム体制が組まれ、それぞれのチーム毎に勝利を目指します。ただし1名が1回に走れる時間は、5分以上20分以内。そしてトータル90分間で5回以上ピットストップをしなければならないという、かなり厳格なルールが適用されています。従ってこのような規定をクリアしつつ、いかに周回を重ねていけるかがポイントとなります。
  しかもVespaGPならではの特別ルールとして、ハンデ周回もリザルトに加味されるので、他チームのハンデまで把握して戦略を練る必要もあるのです。その上で、耐久らしく出来るだけ高いアベレージを維持しながら淡々と走り続ける事も重要なファクターとなるのです。

  さて、18時40分になると、いよいよ90分耐久がスタートです。スタート方式は耐久レースらしくルマン式。スタートフラッグの合図で一斉にマシンへ向けて猛ダッシュするお馴染みの光景。ここで真っ先に、そしてほぼ同時にマシンへ到達した選手が3名。その中でわずかながら先にマシンに火が入ったのは菊地(信)選手だったように見えたのですが、グリッドの関係からか尾西選手が先行するカタチでレースが動きだします。
  しかしインフィールドに先頭で飛び込んできたのは菊地(信)選手。これを尾西選手、宮地選手、南選手というマスタークラスの猛者達が猛追。もちろん逃げる菊地(信)選手もマスタークラスなので、そう簡単に差は詰まりません。そうこうしていると20分が経過しようとしています。20分以内にライダー交代を済まさなければいけないルールなので、各チームが最初のピットインをし始めます。

  この交代でポイントになるのが、マイベスパと一緒に交代になるというところ。そのため計測機器(通称ボンダー)を付け替えてからコースインしていかないと、周回がカウントされないという事態になってしまいます。なので、急いで付け替えながらコース状況等の必要情報を伝達し、出来るだけ短い時間でコースに復帰する必要があります。
  交代後に走るライダー達は大半がGPクラスのライダーですが、各々が確実にスキルアップを果たしています。そのため各所でガチバトルが展開され、終始熱いバトルでギャラリーを沸かせます。
  ちなみに20分経過時点の途中経過はAチームが32周でトップ。それをRチーム、Pチームが追う展開。この段階でこの日のファーステストラップが吉岡選手によってマークされていました。
そして40分経過時点ではAチームが59周でトップのまま。追うRチームも2番手のままながら、3番手にはVチームが浮上。60分経過時点でもAチームが91周でトップ、Rチームも2番手をキープ。しかし3番手に今度はGチームが食い込んできていました。

  この順番は80分経過時点も変わらず、Aチーム、Rチーム、Gチームの順。トップのAチームは119周を記録していました。ここから最後の10分+ハンデ周回を加味した結果が以下のリザルトになります。その辺りもイメージしていただきながら、当日の様子を以下の写真で楽しんでください!

人気コンテンツ