BBB MAGAZINE

  • 大人のたしなみとしてベスパに接してみよう!

    2020.03.27 / Vol.69

    - page2 - ワールドワイドにベスパでRUN #16 EU trip2015・第2弾/フィレンツェ&ポンテデーラ編

CREDIT

Vespa Club Firenzeのメンバーとピッツァを堪能

フィレンツェのメンバーとも夕食会

イタリアを発つ前にフィレンツェのメンバーとも夕食会が実現
お互いのクラブ・バナーをトレードしつつ記念写真も!

次に向かう先はフィレンツェです。フィレンツェに戻ってからベスパを返却。その際、ガソリンを満タンにしておく必要があります。ただ、街の中心部まで戻ってきてしまうとガソリンスタンドを見付ける事が困難でした。そんな時、始めに説明され手渡されたガソリンスタンドへの地図が役立ちます。地図を確認するとすぐに入れることが出来、無事時間通りにキズもトラブルなく返却す事が出来ました。
その後はVespa Club Firenzeのメンバーと夕食の約束をしています。せっかく有名な都市を訪れるのだからと、事前に連絡を取っておいたんです。すると「是非バナーを交換して一緒に食事をしよう」という事になりました。
でも食事会の前にフィレンツェ観光もしておきたいので、名所の一つであるサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂へ行きました。残念ながら閉館時間を過ぎていて中を見学する事は出来ませんでしたが、付近にはイタリアの乗り物をモチーフとしたものをセレクトしているお店を見つける事が出来ました。Fiat500のマスクが目に止まるhat's italia EMOZIONI ITALIANEというお店は、オフィシャルから非公認のVespaやFiatを始めとする乗り物グッズがセレクトされていて目移りしてしまいます。オフィシャルのものでも日本では買う事の出来ないものが多くあって、好きな人には飽きない空間となっています。それに仲間内のお土産にも良いものが並んでいるので、訪れた際には是非とも立ち寄ってほしいお勧めのお店です。

さてVespa Club Firenzeと待ち合わせたのは、フィレンツェ駅から近いPizzeria  Aviazione viale maltaというレストラン。ここには彼らのメンバーも働いていて、クラブの活動の拠点にもなっているという事です。レストランの壁や使われなくなった冷蔵庫には、各地から贈られたバナーやグッズが人々の目に止まりやすいように飾られていました。すかさず私も東京のバナーと交換し、彼らと記念写真を撮りました。

今回、最後まで私と時間を共にしてくれたのはVespa club Firenze会長のSandroさんとメンバーのTamaraさん。夕食はイタリア最後という事もあり、再びピッツァを食べました。Tamaraさんは日本にとても興味があるようで、お寿司が大好物のよう。イタリアではミラノで寿司を食べる事が出来るそうですが、とても値段が高く、中国人がお店を開いているようでとても残念がっていました。流れでお土産に持ってきた日本の駄菓子を出してみたところ、その場では食べずに次のミーティングの際に皆で分けるというので、その時の反応が楽しみです。

このレストランはとても広い敷地にあり、建物もとても広い空間が確保されています。そしてテラス席も多く用意されていて、夕食時には多くの人々で賑わうレストランでした。毎年1月になると約500台ものベスパがフィレンツェ市内を始め、イタリア各地やヨーロッパ各地からここに集まって来てRUNをするそうです。本場のそのような話の後に日本の規模を話すと、とてもがっかりした様子だったので少し申し訳なさを感じたりもしました。
イタリアでは本当に横の繋がりも太いと感じました。フィレンツェのメンバーとモデナのメンバーはFacebookで繋がっていて、お互いの事を良く知っているのでモデナのメンバーの事も話しに出ます。なので、いつか彼らが会う時は共通の話題として私の事を話すのかなとか思ったりしました。

私は、ベスパクラブ東京の代表という事を事前には言わずに各地を訪れています。特に深い理由もないのですが、そのほうがお互い気楽かなと。ここでVespa club Firenzeの会長であるSandroさんが東京の会長がどんな人物か聞いてきたので、「私です」と答えるととてもビックリされました。それは恐らく若いという事、それに経験不足だと思われた感じがして逆に申し訳なくなりました。しかしSandroさんからは気にする必要は全くなく、ベスパを愛する気持ちが大事だと教えてもらいました。この言葉は実際には英語でしたが、自分の胸に深く残りました。そして改めてベスパに乗って楽しむ事が出来る人達は本当にベスパが好きな人達で、そういう人達が世界中にいるんだと感じられました。

短い時間でしたがSandroさんとTamaraさんとはお互い気になる事……ベスパであったり、日本の気候や風土、食べ物、またイタリアの事も深く話せ、とても楽しい時間を過ごせました。最後に空港行きのバス停まで見送ってくれ、本当に感謝でいっぱいでした。
今回フィレンツェは通過地点でしたが、次回はゆっくり市内を観光し、また彼らと食事が出来る事を願います。またポンテデーラでも、今回は会えなかった人達にお会いできる事を期待してイタリアを出発しました。

今回はここまで!

日本から持って来たベスパのタブロイドに興味津々の二人

Vespa Club Firenzeの会長SANDRO(写真右)さんとメンバーのTamaraさん(写真左)
今回お土産として日本から持って来たベスパのタブロイドに興味津々の二人
※編集部注)写真にあるベスパのタブロイドは当「大人のたしなみとしてベスパに接してみよう!」を担当する隅本氏が発行したベスパ情報紙

以上で"EU trip2015・第2弾/フィレンツェ&ポンテデーラ編"は終了です。いかがでしたか?

毎回思う事ですが、ベスパクラブ同士のメンバーというのは、正式に世界のどこかのクラブメンバーであるならすぐに会って打ち解けられるというのが素晴らしいなと感じます。もちろん土田さんの人柄もあっての事だとは思いますが、こういった繋がりは他のバイクやスクーターではなかなか耳にしないように思います。

それだけに、今後もどんな素晴らしい出会いや繋がりを感じさせてくれるのか? ……そんなところも興味の対象となりそうですね!
EU trip2015はまだまだ続きます。次回の第3弾も、どうぞご期待ください!!

人気コンテンツ