BBB MAGAZINE

  • 藤原かんいち電動バイク世界一周

    2007.11.01 / Vol.14

    電動バイク世界一周の旅 総集編『 何でもデータランキング 』

CREDIT

VOL.14 総集編『 何でもデータランキング 』[オーストラリア大陸編]

藤原かんいちの冒険ツーリング

オーストラリア大陸『 何でもデータランキング 』

オーストラリア大陸

今月は電動バイク世界一周の第2ステージ「オーストラリア大陸横断の旅」を、データを元に振り返ってみた。アメリカも同様のデータを以前公表したが、今回のデータを見るとアメリカとオーストラリアの道路事情や生活の"違い"がハッキリと見える。このデータから藤原夫妻が旅したオーストラリア大陸をイメージしてみよう。

Data.01
パッソルで通過した州とその印象は?

01ウエストオーストラリア州 「とにかく広大。人口が少ない。カンガルーの死骸が多い。 南部は海がきれい」
02サウスオーストラリア州 「土地が乾燥している。水が不足。人が素朴。めちゃくちゃ暑かった」
03ビクトリア州 「ヨーロッパ的。森林が残っている。意外と雨が多い。自然が豊か」
04タスマニア州 「風が強い。車が少ない。天気が変わりやすい。旅行者が多い。物価が高い」
05ニューサウスウェールズ州 「交通量が多い。町がたくさん。自然の変化が豊か。古い町が残っている」
巨木を見つめる藤原夫妻
ナラボー平原と青空
藤原夫妻
灯台を見つけてパシャリ

Data.02
たずねた巨木と 思い出の木たち

ウォーレン国立公園(ウエスタンオーストラリア州)
「バイセンテニアルツリー(カリーの巨木)」の幹には鉄杭がらせん状に打ってあり、高さ60m以上ある頂上まで登ることができる。直接触れ合うことでさらに巨木を身近に感じられる。木登りは病み付きになりそうなくらい楽しかった。

ワルポール・ノーラップ国立公園

ワルポール・ノーラップ国立公園(ウエスタンオーストラリア州)
「ツリートップウォーク」。ティングルやカリーが生きる巨木の森に、地上40mの高所に遊歩道が架かっていて、いつもは下から見上げている巨木を上から眺めることができる。遊歩道から見る森は別世界だった。

タネ・マフタ

タネ・マフタ(ニュージーランド北島)
ニュージーランドの北島にある、国内最大のカウリの巨木。木材としてとても優れているためカウリはほとんど伐採され、現在はわずかしか残っていない、貴重な巨木。ニュージーランドで特に有名な巨木なので見学者も多かった。

ポウアカニ・トタラ

ポウアカニ・トタラ(ニュージーランド北島)
推定樹齢1750~1850年といわれる、国内最大のトタラの木。小さな森の中の奥にひっそりと立っていた。

ビックツリー

ビックツリー(タスマニア州)
タスマニア島北西部の森の中に立っているユーカリの巨木。推定樹齢400年。アニメ映画「天空の城ラピュタ」に登場する巨木に似ているため、日本人旅行者から「ラピュタの木」と呼ばれている。

Data.03
旅行期間&日程

2004年11月9日(火) ~ 2005年4月1日(金)144日間

Data.04
走行距離

パッソル:6,784km(85.9m/1日)
マジェスティ:8,877km(97.5km/1日)
(走行した日のみで計算)

Data.05
バッテリーの総交換回数

344回(1日平均 約4回)

Data.06
パンクの回数

パッソル:1回、マジェスティ:0回

Data.07
晴れの確率は?

晴れ:約55%、くもり:約10%、雨:約35%

Data.08
ぼく達がよく泊まったところベスト5(チェーンモーテル)

モーテル
モーテル
モーテル

1位「 バックパッカーズ&ユースホステル 」
特徴:数人が同じ部屋に宿泊する安宿。共同のキッチンやリビングなどがあり、シャワーとトイレは共同。外国人旅行者も多い。主にシドニーやパース、アデレードなどの大都市で宿泊。日本人も多く、他の旅行者とのおしゃべりが楽しかった。

2位「 ホテル&モーテル 」
特徴:小さな町でも必ず一軒はあるのが、1階がパブで2階が客室の古ホテル。部屋は狭いが値段が安く朝食もついている。ただ部屋が遠いので荷物を抱えてバイクと部屋を何度も往復する羽目になる。これがキツイ! モーテルはアメリカより高いがキッチンが付いている。

3位「 キャラバンパーク(キャンプ場)のキャビン 」
特徴:キッチンとベットのある戸建施設がキャビンで、ほとんどのキャンプ場にある。値段が高いとそこにシャワー&トイレ室が付いている。部屋の前にバイクが置ける上にモーテルより安いので、テントを張るのが面倒なときに泊まった。ふたりのお気に入り。

4位「 テント 」
特徴:一番安上がりなのがテント。オーストラリアはキャンピングカーが多く、テントサイトにも電源が付いているので充電もOK。小さな町でも必ずある。設営と撤収に時間がかかるため出発が遅くなるのがちょっと難点かなぁ。

5位「 キャラバンパークのキャンピングカー 」
特徴:キャンプ場に常設されているキャンピングカーによく泊まった。値段はテントより高くキャビンより安い。狭い中にベット、キッチン、居間、エアコンなど必要な設備が収まっている。オーストラリアならではの宿泊施設だ。

Data.09
よく食べたランチ・夕食メニューベスト10

藤原さん
ヒロコさん
藤原さん

1位:ラーメン
意外なことに「出前一丁」はオーストラリアではメジャーな存在だった。モヤシなどの野菜を入れてよく食べた。安くて、早くて、おいしい夕食の定番。

2位:ハンバーガー
アメリカより味はやや落ちるが、野菜がたくさん入っているのが嬉しかった。マクドナルドなども多く、TAKE A WAYの店ならどこにでもある。

3位:サンドイッチ
自分たちで作るランチはやっぱりこれが多かった。ハム、チーズ、たまごと野菜を挟んで食べる。カップスープと一緒に。

4位:パスタ
スパゲティとビン入りのパスタソースが基本。時々、雰囲気をちょっと変えてマカロニと冷凍野菜というパターンも。

5位:フィッシュ&チップス
揚げたたてアツアツにソルトとビネガーを振りかけて食べるのが最高。やっぱり海の近くの専門店で食べるやつが一番おいしい。

6位:カレーライス
大きなスーパーでは「ゴールデンカレー」が売っているので、いつでも作れるようにボックスの中に入れてあった。一番楽しみな夕食メニュー。

7位:ステーキ&ごはん
ハラペコでとにかくお腹いっぱいになりたいというときはこれ。あたたかごはんとのオージービーフの相性はバッチリ。シアワセ~ A WAYの店ならどこにでもある。

8位:チキン
ローストチキンをスーパーで買ってきたり、外のファーストフードやTAKE A WAYでフライドチキンとポテトという組み合わせでよく食べた。

9位:ミートパイ
日本の肉まんのように温かいのがTAKE A WAYやスタンド、カフェ等どこにでも置いてある。ジューシーは肉がたっぷり、特に手作りはおいしかった。

10位:チャイニーズ
特に多かったのが都市で長期滞在しているとき。外でおいしいものが食べたいなと思ったときにフードコートへ出かけてよく食べた。

取材・文/藤原かんいち&ヒロコ

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