HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
スズキ GSX-R750(1992年モデル)の歴史
GSX-R750L(GR7AC)/1990年(平成2年)
ワークス直系の技術で熟成された油冷DOHC4気筒のエンジンは、GSX-R750K(GR77C)と大幅な違いはないが、加速応答性を重視したロングストローク化や、新設計の吸排気ポート、ニュースリングショットキャブの採用、1本出しとなったマフラーなど、限定車GSX-R750RK(GR79C)のメカニズムが随所に活かされている。注目すべきは、クラス初の倒立フロントフォークの採用で、ミシュランのハイコンプ・ラジアルタイヤや、アルミ製ステアリングダンパーも標準装備された。フロントフォークは圧側12段、伸側12段の減衰力調整機構が付き、リアサスはタンク別体クッションユニットを採用し、スプリングイニシャル無段階、圧側12段、伸側4段の調整が可能。GSX-Rの特徴とも言えるアッパーカウルは耐久レーサーからフィードバックされるデザインで、2眼式のヘッドライトはガラスレンズタイプを採用。同じGR7ACのGSX-R750LとGSX-R750Mが油冷エンジン最終となる。(写真はGSX-R750M)
- このページはスズキ株式会社とモーターマガジン社のご協力を頂き製作しています
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