HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
ホンダ CBR250RR(2017年モデル)の基本情報
スロットル・バイ・ワイヤの採用で、3つのモードから走りが選べる!「CBR250RR(MC51)」
1980年代や1990年代、レーサーレプリカブームを牽引していたモデルのひとつに、「CBR250RR」がある。毎年、性能アップされたモデルが登場していたが、2000年に生産終了。
歴史に幕がおろされた…と、誰もがそう思っていただろうが、2016年、「CBR250RR」の名前が劇的に復活。インドネシアにおけるホンダの二輪車生産・販売合弁会社ピー・ティ・アストラ・ホンダ・モーターが発表したのだ。翌2017年5月には日本で「CBR250RR(MC51)」を販売開始。発表後3日で年間販売計画台数を上回る台数を受注するなど、アッという間にヒットモデルの仲間入りを果たした。
見るからに、戦闘的なフォルム。先代のCBR250RRは4気筒だったが、新しいCBR250RRは新設計の水冷・4ストローク・DOHC・直列2気筒エンジンを搭載。最高出力は38PS/12500rpmとハイスペック。レッドゾーンは14000rpmからで、見た目に違わぬ、アグレッシブな走りを見せてくれる。
装備も充実しており、フロントには倒立タイプのサスペンション。リアには、5段階のプリロード調整が可能なプロリンクサスペンションに左右非対称形状のアルミ製スイングアームを組み合わせ、高い路面追従性を誇る。ヘッドライト、ウインカーなどのすべての灯火器類にLEDを採用。
最も注目したいのは、250ccクラスで初採用となる「スロットル・バイ・ワイヤシステム」。スロットルにつながったワイヤーでスロットルバルブを操作するのではなく、スロットル開度を電気信号に変換して電子制御でバルブを動かすのだ。このシステムの採用により、走行モードが3パターンから選べるようになった。分かりやすく言えば、ラフなスロットル操作をしても、モードに合わせた動きをバイクがしてくれるのだ。
シート高は790mmと高めだが、絞り込んだボディシェイプとなっているので、数字ほどの高さは感じない。
- このページは本田技研工業株式会社のご協力を頂き製作しています
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