HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
ホンダ スーパーカブ110(JA10)(2012)の基本情報
フルモデルチェンジで安定感が増すとともに、お求めやすい価格となった「スーパーカブ110(JA10)」
ビジネスモデルとしてだけではなく、街乗りやツーリングなど広くユーザーから親しまれ人気の高いスーパーカブシリーズ。その1つである「スーパーカブ110(JA07)」は2009年に登場。3年後の2012年にフルモデルチェンジ(FMC)を受け、型式が「JA10」となった。
FMCなので、各部にいろいろと変更を受けている。まず、見た目だが、デザインのテーマは『丸みのある四角』となっており、バイクの顔とも言えるヘッドライトが丸型から角形へと変更。フロントフェンダーやサイドカバー、リアフェンダーなども、丸っこい形状から直線的な要素が取り入れられたデザインとなっている。
ボディサイズも変わっており、ホイールベースが20mm延長されたほか、全長は85mm長くなり、全幅は10mm短縮、全高は10mm高くなった。また、フレーム剛性も見直されたことにより、荷物積載時の安定感も増している。
エンジンは空冷・4ストローク・単気筒、PGM-FI(電子制御燃料噴射装置)などの採用もそのままだが、最高出力は8.0PS(0.2PSマイナス)、最大トルクは8.5N・m(0.1N・mプラス)となっている。価格も見直され、JA07が税抜23万8000円だったのに対し、JA10は税抜21万8000円と、税抜き価格で2万円ほど安くなり、より求めやすくなった。
全体の印象として、丸っぽいJA07、角っぽいJA10。デザインは個人によって好き嫌いがあると思うが、裏を返せば、スーパーカブ110という1つのモデルの中で、丸と角、好きな方を選べるというのも、スーパーカブ110の特長のひとつだと言える。
- このページは本田技研工業株式会社のご協力を頂き製作しています
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