HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
ホンダ PCX(2010年モデル)の基本情報
二段階右折なし、30km/h規制なし、タンデムOK。ゆったりサイズの原付二種スクーター。「PCX」
原付二種のスクーターというと、軽量コンパクトなボディでひらひらスイスイと道を走り、通勤や通学に適した俊足バイクというイメージがある。それとは一線を画したゆったりめのボディサイズで2010年に登場したのが「PCX」。
開発のキーワードは、「クラスを超えた質感の高さと先進スタイリング」「高い動力性能と環境性能の両立」「スクーターに求められる快適さと使い勝手の良さ」。エンジンは水冷・4ストローク・単気筒125cc。このクラスで国内初となるアイドリングストップ・システムを採用。燃費は60km/h定地走行テスト値で、リッターあたり53.0kmの低燃費を実現している。
ボディサイズは、全長1915mm。「リード125(JF45)」と比べて80mmほど長い。この8cmが、ライディングポジションに余裕をもたらす。だが、このクラスではゆったりめのボディでも250ccクラスのスクーターと並べると大きくはないので、原付二種らしい走りも存分に味わえる。
シート下には25リットルの収納スペース、フロントカウルの内側にも1.5リットルのグローブボックスを用意。使い勝手にも配慮したレイアウトだ。ホイールは前後14インチ。シート高はスクータータイプとしてはやや高めの760mm。小柄な人だと足着き性に不安があるかも知れないが、車両重量が126kgなので、つま先でも着いていれば不安定さはそう感じないはずだ。
- このページは本田技研工業株式会社のご協力を頂き製作しています
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