HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
ホンダ NM4-01(2014年モデル)の基本情報
ハリウッド映画にも登場した近未来的フォルムを持つ「NM4-01」
デザインが変わっていると『未来的』と言われたりするが、実際にハリウッドのSF映画に登場した正真正銘『未来的』なデザインを持っているのが、「NM4」シリーズ。それもそのはず、NM4の開発テーマのひとつが「近未来」なのだ。タイプは2つあり、リア回りがスッキリしているのが「NM4-01」。リアに左右それぞれ7.5リットルのユーティリティボックスを備えているのが「NM4-02」。
とにかく、強烈なインパクトのあるデザインだが、コンセプトは「フロントマッシブスタイリング」と「コックピットポジション」。
「フロントマッシブスタイリング」が力強さと塊感を演出。ウインカーやミラーもフェアリングに組み込まれ、言葉通り“マッシブ”な印象を与えている。650mmの低シート高と高めのハンドル、足を投げ出すライディングポジションにより、またがるというよりもシートに潜り込むという感覚の「コックピットポジション」。リアシートを起こすとバックレストになるので、より一層、コクピット感が増す。
エンジンは水冷・4ストローク・直列2気筒745cc。トランスミッションは、DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)のみの設定。モードは、「MTモード」と「ATモード」があり、さらに「ATモード」には一般走行に適した「ATモード/Dモード」と、より高回転域まで使えてスポーティな走りが楽しめる「ATモード/Sモード」がある。ATモードで走行中も、「シフトアップ/ダウン」スイッチによって変速が可能となっている。ブレーキはABSが標準装備。
面白い演出として、モードに応じてメーターのバックライトと発光リングの色が変化。この色はユーザーが25色の中から選ぶことができる。この機能は走行性能には全く関係ないが、未来感が楽しめる機能だと言える。
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