HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
ホンダ ゴールドウイング F6C(2014年モデル)の基本情報
ド迫力の存在感。その名もストリート・マッスル・クルーザー「ゴールドウイング F6C」
ゴールドウイング。大排気量の余裕の走りで、優雅にツーリングを楽しむ…そんなイメージをすべて覆してしまうのが、2014年に登場したホンダ「ゴールドウイング F6C」。ホンダ自ら“ストリート・マッスル・クルーザー”と呼ぶだけあって、そのフォルムは、一度見たら絶対に忘れそうにないド迫力の存在感を放っている。
ホンダは『ゴールドウイングで築き上げた「威厳」「優雅」「躍動」「迫力」で構成される「The King of Motorcycles」の遺伝子に、新たに「パフォーマンス」と「マッシブ」を加えた』と説明するが、もう、混ぜるなキケンのレベルを遥かに超えている。
なんといっても特徴的なのは、左右に張り出したラジエーターシュラウド。これでもか、とマッシブ感を打ち出してくる。走りもこれに負けず劣らずド迫力。エンジンは「ゴールドウイング」と同様に、水冷・4ストローク・水平対向6気筒1800ccエンジンだが、エアクリーナー・エキゾーストパイプ・マフラーをF6C専用に開発。その結果、ゴールドウイングと比べて最高出力で11PS、最大トルクで0.7kgf・mも上回るパワーを獲得。さらに、車両重量はゴールドウイングより75kgも軽量化。出足から怒濤の加速を見せる。
装備面などは、ヘッドライトやテールランプはLED。トップケースやパニアケースは装備せずに、すっきりしたテール回りとすることでフロントのマッシブ感を強調。フレームはマルチボックスセクション式アルミツインチューブ。フロントサスペンションは、φ45mmのカートリッジタイプのテレスコピックフォーク。リアは、プロリンクサスペンションに片持ち式のプロアーム。ホイールは、新設計のアルミダイキャスト製10本スポークタイプ。ウインカーオートキャンセラーも装備。このボリュームながら、シート高は73mmに抑えられているので足つきは良く、安心感も高い。
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