HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
ホンダ インテグラ(RC62)(2012年モデル)の基本情報
モーターサイクルとコミューターの、おいしいところをいただきます! 「インテグラ」
「市街地走行やツーリングなどの常用域で扱いやすい」「快適で味わい深く燃費性能に優れたミドルクラスのモーターサイクルをお求めやすい価格で提供したい」という『ニューミッドコンセプト』に基づき、2012年に登場したのが「NC700S」「NC700X」「インテグラ」。この3モデル、見た目はそれぞれ違うのだが、エンジン、フレーム、ホイールが共通となっている。この中のコミューターモデルがインテグラ。
ニューッミッドコンセプト3モデルのうち、NC700SとNC700Xが兄弟車種というのは分かりやすいが、インテグラは見た目からして全くの別物。開発コンセプトは『SCOOTING MOTORCYCLE(スクーティング・モーターサイクル)』。モーターサイクルの走りの楽しさと、コミューターの快適性や利便性を融合させたモデルなのだ。
3モデルに共通の669ccの水冷4ストローク直列2気筒エンジンは、低フリクション化を徹底的に追求。ピストンには樹脂コーティングが施され、ローラー式のロッカーアームには二輪車初の軽量アルミ素材を採用。ボア×ストロークは73mm×80mmで、バルブタイミングも最適化。PGM-FIも組み合わされ、インテグラの燃費は60km/h定地走行テスト値でリッターあたり38.0kmという環境性能を実現している。インテグラに搭載されているデュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)は、DCTを初めて搭載した「VRF1200F」のものと比べ、油圧回路のシンプル化、軽量・コンパクト化の図られた第二世代のものとなっている。その、第二世代DCTを初めて搭載したのが、インテグラ。前輪と後輪が連動するブレーキシステムにアンチロックブレーキを組み合わせた「コンバインドABS」も標準装備。モーターサイクルとコミューターの、おいしいところを合体させたインテグラは、「どう楽しもうか」と乗り手をワクワクさせる1台だ。
- このページは本田技研工業株式会社のご協力を頂き製作しています
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