BBB MAGAZINE

  • プロトモスピーダ

    2010.08.26 / Vol.22

    アンダーカウル製作

CREDIT

アンダーカウル製作します!
一挙にイメージ画に近づいてきた

Vol.21のラストにチラ見せしたアンダーカウルと共に、Vol.8で作ったラジエーターガードも付けてみました。表面積の関係からか、なんかこう一挙にイメージ画に近づいてきたような感じに見えますよね。

原型のベースとして使用することにしたのは隼のカウル。というか、これそのまま付くのかと思っていたぐらいなのですが、やはり単に隼をネイキッドにしただけではないのがB-KINGでして、カウルのマウント位置などは全然違いました・・・。というワケで即効ブッた切った次第です。

隼のカウルのままでは、希望する長さまで少し足りないので後ろを延長することに。ボール紙で長めに設定してアルミテープで固定します。

カウルの表面にはVol.18の時と同じように、OPPテープを貼ることでFRPを剥離しやすくします。とりあえず位置合わせのために開けた穴や、不必要なダクトも潰しました。

FRPを張っていきます
原型にFRPを張る

原型の元となる物体、つまり原型の原型が出来たので、これの上にFRPを張っていきます。

余計な部分を切り取る

FRPのガラス繊維に樹脂をヒタヒタとハケ塗りしたら、余計な部分を切り取っていきます。

空気を抜いていくト

脱泡ローラーを使って、FRPと原型の間に挟まっている空気を抜いていきます。

数日硬化

この状態で数日硬化を待つことになります。これだけを作っているワケではなく、他の製作物も同時進行だったりしますので、硬化待ちの時間にはその下準備などをしています。

アンダーカウルの原型

数日後、無事にアンダーカウルの原型が抜けました。今からこれをベースとしてアンダーカウルの実製作に入ります!

カットライン決め

まずは大雑把にカットラインを決めていきます。取り付けるためのネジやステーの位置も考察しながらです。

縁部分を切り出す

サンダーで必要な部分だけカットしたら、前側と上側に付ける縁部分をFRPの板から切り出します。やっぱり、切りっぱなしではイケてませんからねぇ。

縁部分をホットボンドで仮止めしていきます。こうなってくると、俄然立体的になります。
内側からFRPを張り込むことで縁部分を補強します。縁自体もアンダーカウルの補強の役目を果たして、アンダーカウルが広がってしまうことを防いでくれるのだ。

再び発泡ウレタン登場です
発泡ウレタンで整形

サイド部分には膨らみを持たせたいため、発泡ウレタンで整形していくことに。これで隼カウルの面影はなくなることでしょう。

発泡ウレタンの盛り上がりはたいしたもので、これを使って大きいアールを描くようにボリュームを出すことにします。まずはカッターで必要部分のみにしていきます。

塗装の基本は下地作りです

カットした後はペーパーを当てて面を作っていきます。でもある程度で大丈夫。発泡ウレタンの上にはまたFRPを張ってしまいますので。

隼のものよりも丸みと深みを

ダクトの形状をもう少しイジることにしました。もう一度発泡ウレタンをつけて、隼のものよりも丸みと深みを持たせる形状に変更します。

写真右側のみFRPを貼りこんだところです。発泡ウレタンのままではパテでの成形時に強度が保てないのでFRPを張るのです。左側にもFRPを張ったら、再び硬化を待ちます。

なかなか雰囲気良い感じ

硬化後にサンダーで不必要な部分の形を整えて、車体にあてがってみました。なかなか雰囲気良い感じに仕上がってきました。フロントに2つのダクトを付けたのはイメージ画同様になったと思います。

隼のカウルをカットしただけのものと、ここまで作り上げたアンダーカウルを比べてみましょう。プロトモスピーダの方は後ろまで伸ばされて、サイドは大きめに張り出したことで、メインのダクト形状をより深く&長く強調できる形状になりました。

パテで成形

ここからはパテで成形していくことになります。パテを何度も付けては研いでの繰り返しで、表面を作っていく非常に時間がかかる作業です。

細かい部分は人の手で

大きな面であればこういった機械でできるものの、ダクトの内側などや細かいアールが付いているところは人の手じゃないと、どうにもなりません。とても根気が要ります。

パテ研ぎ作業

アンダーカウルが仕上がるまでは地道にパテ研ぎ作業を繰り返します。次回はまた別のパーツを作ることにしますので、アンダーカウルの完成はしばしのお楽しみにしておいてください!

続いてはスイングアームカバーに着手だ!

人気コンテンツ