HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ホンダ RVF750(1994年発売モデル)の基本情報

ワークステクノロジーを満載した公道耐久レーサーが「RVF750(RC45)」

TT-F1(TTフォーミュラ1)やスーパーバイク世界選手権のベースとして大人気だったVFR750(RC30)。ポテンシャルの高さと驚異的な人気は、レプリカファンなら間違いなく記憶していることだろう。この次期モデルとして登場したのがRVF750(RC45)だ。YZF750SP、水冷GS-R750、ZXR750Rと各メーカーが進化したモデルを投入する中、ホンダもレースでの使用を前提に、公認を受けるベースマシンを高性能化させたというわけだ。

1992年に登場したNR譲りのフューエルインジェクション(電子制御燃料噴射)PGM-FIシステムを採用する、新設計水冷90度V型4気筒DOHC4バルブエンジンは、ボア&ストローク72×46mmで 742.9ccの77ps(輸出仕様は120PS)、圧縮比11.5を発揮。レースキット組み込み時には150PS以上へとパワーアップした。シリンダーはメタルコンポジットスリーブ、チタンコンロッドを採用、上下2分割のアルミラジエーター、フレーム側面にバーチカルフローの水冷式オイルクーラーを装備し、レースベースとして発熱量の増大に対応した。

スーパーバイク規定に合わせレーサーレベルの剛性を誇るフレームに、41mm倒立フォーク、片持ちプロアームが組み合わされ、ホイールは前3.50-16、後6.00-17、タイヤも前130/70、後190/50の超ワイドサイズ。180mmデュアルライト、ABS製カウル、エアダクトを備えた18リットルのアルミタンクの採用など、ワークスレーサーのテクノロジー満載だった。

1994年シーズンから新たにスタートしたスーパーバイクレースでは、第4戦〜6戦で3連勝、鈴鹿8耐では見事優勝し、上位10位中5台を占めるなど、ベースマシンとしての潜在能力の高さを実証した。このRC45系のエンジンは排気量がアップされ、現在のVFR800(RC46)へと受け継がれている。

  • このページは本田技研工業株式会社のご協力を頂き製作しています

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