HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ホンダ RVF750(1994年発売モデル)の歴史

VFR750R(RC30)/1987年

ワークスレーサーRVF750をベースにした人気モデル。限定1000台に対し約3000台の注文が殺到した。イギリス仕様の112psに対し国内仕様は77psだったが、キットの組み込みで相当なパワーアップを図れた。クイックリリース付きフォークやセンターロックのプロアーム、極太5.5インチホイール、チタンコンロッド、6速クロスミッションなど、徹底的にレースユースを意識。公道耐久レーサーと呼ぶに相応しいモデル。

RVF750(RC45) /1994年

VFR750(RC30)の後継車として登場。キャブからインジェクション(PGM-FI)が新たに採用され、フロントは倒立フォークに変更となった。価格は通常の国内市販モデルの倍以上となる200万円! スーパーバイク規定に合わせ、ワークスレーサーテクノロジーを満載し、そのポテンシャルの高さを考慮すれば決して高値ではない。予約受注による期間限定モデル。

RVF400(NC35)/1994年

RC45と同時にVFR400R(NC30)もRVF400(NC35)へと進化。水冷90度V4エンジンは、NC30のカムギアトレイン、ダイレクトロッカーアームなどの継承し、キャブを変更。41mm倒立フォークの採用で、初期荷重を無段階、伸び減衰12段階調整が可能となった。ブレーキは296mmフローティングディスク+異径4ポット対向キャリパーを装備。数少ないV4スポーツモデルのひとつだ。

VFR800(RC46)/1998年

RC45系のエンジンをストロークアップし、排気量を781ccに拡大。車体回りは高剛性アルミツインチューブフレームをピボットレス方式としプロアームを採用。41mmフォーク、3.50-17/5.50-17ホイールを組み合わせ、高い旋回性能を実現。前後連動ブレーキなども装備。2002年のモデルチェンジでVTECを採用し、外観を一新した。マルチ・スーパースポーツツアラーとして高い完成度を見せる。
  • このページは本田技研工業株式会社のご協力を頂き製作しています

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