HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
スズキ スカイウェイブ250SS(2005年モデル)の基本情報
上級ストリートスタイルの「スカイウェイブ250SS(CJ43A)」
ビッグスクーターのカスタムが「当たり前」になると、マジェスティ250C(SG03J)や、フュージョン(MF02)のタイプXに代表されるメーカー純正カスタムモデルも続々登場。自分でゼロからカスタムしていく楽しみは半減してしまうが、最初から基本的なカスタムが施されているのは手軽だし、何よりお財布にもやさしい。そんな中、スカイウェイブ250のカスタム仕様である「タイプS」が最初に登場したのは2001年11月。CJ42A型をベースにショートスクリーンやパイプハンドル、ホワイトウィンカーレンズといった定番カスタムパーツを標準装備し、スタンダードの2万円高とリーズナブルな価格が設定された。
この「タイプS」はインジェクションとなったCJ43A型以降のスカイウェイブ250でも継続して設定され、スタンダードとタイプSから選択できる楽しみを与えてくれた。しかし、同じカスタム仕様のマジェスティ250C(SG03J)の爆発的な人気や、カスタムの指向も多岐に渡ってきたことをうけ、タイプSの高級仕様としてスカイウェイブ250SSが追加されることになる。ショートスクリーンではなくエアロマスクを装備したところが一番の特徴で、バイクでは初となる偏光塗色のキャンディーナポレオンブルーを採用するなど、タイプSとの差別化を図った。また、アンサーバック付きオートシャッターキーも「SS」のみの装備だ。
このように、同じカスタムでもタイプSとは異なる装備で、まさに上級ストリートスタイルなのがSS。スカイウェイブ400(CK43A)でも2005年6月に同様の設定がなされ、2006年4月にDOHCエンジンとなったCJ44A型のスカイウェイブ250でも、2008年1月にSSが追加された。他メーカー、他モデルにはないバリエーション展開をしたスズキの意欲作であるスカイウェイブ250SS。このまま乗るのもよし、さらにカスタムするのもよしといったところだ。
- このページはスズキ株式会社とモーターマガジン社のご協力を頂き製作しています
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