HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
ホンダ CB1300SF(1998年発売モデル)の歴史
X4(SC38)/1997年3月(平成9年)
「パワードカスタム」をコンセプトに、ロー&ロングなスタイリングで、豪快な加速性、扱いやすい操縦性を兼ね備えたモデル。CB1000SF(SC30)をベースとしたエンジンは1300ccで最高出力100ps、最大トルク12.3kg-mを発生し、トルクフルでスムーズな特性。アクセルを開ければ鋭い加速をし、見た目のヘビーな印象とは対照的に、街中からツーリングまで広範囲に使える扱いやすさも持っている。2003年3月には、最低地上高を10mm下げ、さらにロー&ロングなスタイルになったタイプLDを追加。リアショック、スプリング、フロントフォーク、ハンドル位置など、変更箇所は多岐に渡る。ローダウンしたことで足つき性が向上し、ポジションも変更されたことから、より扱いやすさが向上した。環境対策としてエアインダクションシステムを採用し、キャブセッティングと点火時期の見直しで燃費も向上した。
CB1300SF(SC40)/1998年3月(平成10年)
X4(SC38)ベースの1300ccエンジンを搭載しフルモデルチェンジ。CBシリーズ最大排気量となった。車体まわりを見直し、足つき性が向上。タンクの小型化、ステップやハンドルの位置を変更し、よりスポーティーなポジションに改善された。1999年には新型PGMイグニッション、前後サスの調整機能追加、センタースタンドを装備した。2000年にはエンジンがシルバーとなり、エキゾーストエアインダクションシステムを装備。キャリパーを対向6Pから異径4Pに、ホイールとマフラーの薄肉化などで5kgの軽量化とハンドリング性能の向上を果たした。2002年には10周年記念モデルを450台限定発売。CB1100Fイメージのブルーのカラーリングとブラックエンジン、モリワキのチタン・カーボンマフラーが最大の特徴。2003年にはSC54型となりインジェクション化される。
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