HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
ヤマハ GSR250F(2017年モデル)の基本情報
低くスラントしたスクリーンがスポーティな印象を与える、フルカウルモデル「GSR250F」
力強いフォルムを持つ「B-KING(1340cc)」の流れを汲むデザインで2012年に登場した「GSR250」。このGSR250のシャープなヘッドライトカウルをハーフカウルにしたモデルが、2013年に登場した「GSR250S」。そして、2014年、フルカウル装備のスポーティなモデル「GSR250F」が登場した。
一見すると、GSR250Sにアンダーカウルをつけたモデルのように感じるだろうが、フロントカウルを見比べると、その違いに気づくはずだ。GSR250Sと比較してGSR250Fのスクリーンは49mm低く、約10度寝かされており、スポーティ感が高められている。低くスラント化されたスクリーンとなったフロントカウルだが、空洞実験を経て開発されているので防風性はしっかりと確保されており、高速道路の走行においても快適さは損なわれていない。また、スクリーンの形状変更に併せ、ハンドルのポジションもGSR250Sより約24mm低く設定されている。ハンドルの高さを高い順に並べると、ハーフカウルのGSR250S、フルカウルのGSR250F、ネイキッドのGSR250。
搭載するエンジン、最高出力や最大トルクは、3モデルともに同じ。車両重量は装備するカウルの違いなどから、GSR250が183kg、GSR250Sが188kg、GSR250Fが189kgとなっている。GSR250とGSR250Fで6kgの違いがあるが、押して歩く時も、またがった時の体感としても重さの差を感じるほどではない。
好みや目的に応じて3タイプから選ぶことのできたGSRだが、3車種とも2017年に生産終了となっている。
- このページは株式会社ヤマハ発動機のご協力を頂き製作しています
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