HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
ヤマハ XMAX ABS(2017)の基本情報
週末も楽しめる、MAXシリーズの250ccスクーター「XMAX ABS」
スクーターというと、街乗り主体のシティコミューターというイメージが強いかもしれないが、『MAXimize, commuting FUNction』をコンプセトにして開発された「XMAX ABS」は、快適性・実用性。手頃な維持費などスクーターとしての基本性能に加え、『週末も楽しめる魅力』を兼ね備えたモデルとして2017年に登場した。
搭載するエンジンは、新開発の249cc『BLUE COREエンジン』。目指したのは、ヤマハの軽二輪スクータークラストップレベルの加速性能。燃焼室と吸気ポートの最適設計、アルミ製鍛造ピストン、DiASilシリンダー、オフセットシリンダーなどの採用により、高効率燃焼、高い冷却性、ロス低減が図られている。また、ヤマハの軽二輪スクーターとして初となる、剛性に優れた一体式鍛造クランクシャフトも採用。
さらには、TCS(トラクション・コントロール・システム)も採用。前後輪に備えられたセンサーが、後輪がスピンする兆候をチェックし、空転が起きないよう、点火系と燃料供給量で出力を補正。これにより、なめらかな発進と加速を実現している。
素性の良いエンジンを支えるボディも、一味違う。新設計フレームは強度・剛性バランスに優れながらも、「マジェスティ(SG20J)」と比較して車両重量で9kgの軽量化を達成。フロントフォークには、ヤマハ軽二輪スクーターとして初の、ハンドルクラウンまでフロントフォークがつながるモーターサイクルタイプの『テレスコピック型』を採用。
エンジンとボディ、この2つが高い次元でバランスしているからこそ、キビキビした走りが実現できている。車名からも分かるように、XMAX ABSはMAXシリーズのDNAを受け継ぐスクーター。一度体験してみると、MAXの名前がダテではないことが実感できるはずだ。
- このページは株式会社ヤマハ発動機のご協力を頂き製作しています
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