HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~

ホンダ X-ADV(2017)の基本情報

アドベンチャーモデルとコミューターの合わせ技!「X-ADV(RC95)」

パッと見た目はスクーター。しかし、フロントホイールは17インチ、変速機にはDCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)を採用、「これは、一体なに?」というモデルが、「X-ADV(RC95)」(2017年)。

X-ADVの開発コンセプトは「GO EVERYWHERE with EXCITEMENT?アクティブな心躍る気持ちで、どこへでも行ける?」。目指したのは、「平日は都会をスマートに移動し、休日は日常を離れて冒険へといざなう“アドベンチャースピリット”を持つモーターサイクル」。そう、アドベンチャーモデルの力強さとコミューターの利便性を高次元で融合させたのが、X-ADVなのだ。

エンジンは、745ccの水冷4ストロークの直列2気筒。最高出力54PS/6,250rpm、最大トルク68N・m/4,750rpm。組み合わされるDCTは専用セッティングが施されており、DモードとSモードにおいては、低いギアを選択する領域が拡大されている。車重238kgのボディをキビキビと走らせることができる。

ヘッドライトやウインカーなど全灯火器はLED。アンサーバックスイッチを装備したスマートキーシステムのほか、盗難防止機構としてメインスイッチノブクラッチを採用。さらには、イモビライザー機構、別体式ETC、21リットルの大容量ラゲッジボックス内にアクセサリーソケットも標準装備。ハンドルの切れ角は39度。調整可能な前後のサスペンション。5段階の調整が可能なウインドスクリーン。樹脂製ナッックルガードや、エンジン下部を保護するスキッドプレート。特徴を挙げていくとキリがないほど、細部に至るまで作り込まれている。

もし、スクーターっぽいからと拒否反応を示す人がいたら、とにかく一度、現車を見て、可能なら乗ってみて欲しい。アドベンチャーモデルとコミューターを高次元で融合というのが実感でき、見る目がガラリと変わるはずだ。これまでにないバイクのX-ADVには、想像を超えた楽しさが詰まっている。

  • このページは本田技研工業株式会社のご協力を頂き製作しています

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