HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
カワサキ 250TR(2002年発売モデル)の歴史
350TRビッグホーン/1969年
1969年にアメリカでデビューし、日本では1970年から発売。2ストロータリーディスクバルブのエンジンは33ps/6500rpmを発生し、0〜400mは14.8秒。フロントフォークにはトレール、キャスター、スプリングの強さ、フォークの長さが三段に調整できるタイプを採用。74年から輸出専用に。
90TRトレールボス/1969年
90SS系のエンジンをベースに、若干中速寄りにセッティング。フレームを一新し、スクランブラーとは一線を画したトレールモデル。同じ車体に、ワンタッチで全体のレシオをダウンさせることができる副変速機付き5速の100ccエンジンを搭載した、輸出車の100G4TRも作られた。
125TRボブキャット/1970年
ロータリーディスクバルブエンジンは14psを発生。当時の125ccツインエンジンのロードバイクと同数値である。ロングストロークで低速からパワーがあり、加速のよいエンジンとなっている。フロントは18インチで、リアキャリアを標準装備。これをベースとした175TR(輸出モデル)もあった。
250TRバイソン/1970年
車体は350TRと共通。スターターレバーを装備し、軽いキックでかかるエンジンは23.5psとクラス最強を誇った。フラットトルクで扱いやすい特性を持つ。350TRと同様、キャスター/トレールは3段階に調整可能。72年にピストンバルブ、フレーム変更、アルミリム採用などマイナーチェンジ。
250TR /2002年
エストレヤベースの4ストSOHCシングルを搭載。往年のTRを彷彿とさせるボディデザインは、レトロな雰囲気を前面に出しつつ、ライフスタイルに合わせて個性を表現できる「自由」がある。スニーカー感覚で街中を流せる気軽さも魅力のひとつ。
- このページはカワサキモータースジャパンのご協力を頂き製作しています
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