HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
カワサキ エリミネーター125(1997年モデル)の歴史
エリミネーター125(BN125A)/1997年(平成9年)
エンジンは新設計の空冷SOHC2バルブ単気筒。アップタイプのストレートバーハンドル、フォワードステップ、680mmという低さの大型サドルタイプシート、クラス最長の1470mmのホイールベースで、1クラス上の風格を実現。2001年にはKLEENの搭載で新規制に適合、最低地上高を10mmアップ、乾燥重量3kg増、最大出力や2次減速比、ハンドルの変更も行った。2003年にはさらに静粛性を高めて、平成13年度騒音規制に適合させ、これにともない最高出力は12ps/9000rpmから7.3ps/8000rpmへ、最大トルクは1.0kg-m/8000rpmから0.81kg-m/3000rpmへとダウンした。Dトラッカーと同じKMT(タイカワサキ)で生産され、世界各地に出荷されていた。
エリミネーター250V(VN250A)/1998年(平成10年)
外観デザイン的にはエリミネーター125と共通するエリミネーター250V(VN250A)。実はこちらの方が後発となる。フルモデルチェンジで並列ツインから新設計の水冷DOHC4バルブ90度Vツインへ。6速ミッションを装備し、CVKR32キャブにより38psの最高出力を13000rpmで発生させる高回転・高出力モデル。同じVツインのVツインマグナが27psなので圧倒的だ。低回転域でもVツインらしいトルク、振動、排気音はしっかりとしており、ポジションも極端なホースバックスタイルではなく自然体。前17&後15インチタイヤという設定はVツインマグナと共通で、バイクを操る面白さを堪能できるハンドリングだ。
KLX125(LX125C)/2009年(平成21年)
エリミネーター125と同じエンジンではないが、空冷4ストSOHC2バルブ単気筒という点で共通しているのが、2009年12月発売のKLX125とDトラッカー125。オフロード入門モデルとしてスズキ・DR-Z125LのOEM版KLX125Lも存在したが、それとは別ものとなる。フューエルポンプ、インジェクター、スロットルボティー別体のフューエルインジェクションを採用し、安定したアイドリングを実現するアイドルスピードコントロールを装備。前19&後16インチのホイールはミニモトクロッサーを同等サイズとなる。Dトラッカー125は倒立フォークに前後14インチホイールとなる。
Dトラッカー125(LX125D)/2009年(平成21年)
- このページはカワサキモータースジャパンのご協力を頂き製作しています
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