HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
カワサキ KLE250アネーロ(1993年発売モデル)の歴史
KLE400(LE400A)/1991年(平成3年)
それまでのカテゴリーにはなかったツーリングマシンとして登場。エンジンはGPZ400S(EX400A)の水冷DOHC並列ツインを搭載。デュアルパーパススタイルに、前220mm、後200mmのサスストロークと、前21・後17インチホイールの採用で、無理さえしなければオフロードの走破性も十分。飛び石に対しても、2mm厚の大型アルミアンダーガードが効果を発揮する。ツーリングの必需品であるリアキャリアは最大10kgまで積載OKだ。気軽に出かけられ、オフロードにも入り込んでいける自由さはKLE400ならではのもの。オン・オフにこだわらず、遭遇するあらゆるシーンに対応するために全方位的な性格を持たせた。このスタイルはKLE400で終了となったが、同系エンジンは1994年のEX-4(EX400B)へと受け継がれ、近年では2010年のニンジャ400R(ER400B)やER-4n(ER400B)が並列ツインを搭載している。
KLE250アネーロ(LE250A)/1993年(平成5年)
平日は街乗り、週末は自然に親しむツーリングを楽しみたいライダーのためのデュアルパーパスモデル。ZZ-R250やエリミネーター250と同系の水冷4ストDOHC8バルブ並列ツインエンジンを搭載し、始動にはセルフスターターを装備。足回りはロングストロークのサスペンションにフロント21インチホイールと、オフロード走行も十分楽しめるものに。ナックルガードやアンダーガードを装備したことで、林道での飛び石にも安心だ。タンクは余裕の12リットルを確保し、整流効果の高いミニカウル&ライトを装備したことで、長距離・高速ツーリングもこなす。最大7.5kgまで積載可能な大型キャリアに大きめのシートは、荷物の積載に貢献し、まさにツーリングバイクそのものだ。カラーリングは落ち着いたグリーンのほか、カラフルなパープル&ピンクも採用し、こちらはひと目でKLE250アネーロと分かるカラーリングだ。ツインを搭載したオフはこれで最後となり、ある意味希少なモデルとなる。
- このページはカワサキモータースジャパンのご協力を頂き製作しています
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