HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
ホンダ スペイシー100(2003年モデル)の歴史
スペイシー100(JF13)/2003年9月(平成15年)
開発は日本、部品調達はアジア各国、生産は中国、ここから世界へ輸出というスタイルをとったトゥデイ(AF61)に続き、ホンダが目指す「メイド・バイ・グローバルホンダ」の第2弾として登場したスペイシー100(JF13)。エアインジェクション(二次空気供給装置)で環境にも配慮した空冷4ストエンジンと前12インチ・後10インチのアルミホイール、前後連動コンビブレーキ等を採用し、キーシリンダーはメインスイッチ、シートオープナー、ハンドルロックを集約し、鍵穴をふさぐシャッターも装備。シート下のメットインスペースは22リットルで、ディオと変わらない。価格はアドレスV100を下回る19万9000円とリーズナブルに抑えられた点が一番の魅力だ。2005年にはブルーとシルバーの新色を採用、2007年にはキャリパーとキャリアを黒にし、ステッチ加工したシートを採用。大きな変更はなく、約5年で販売終了となった。
リード110(JF19)/2008年1月(平成20年)
新開発の水冷4スト107ccエンジンに、PGM-FI(インジェクション)と排ガス触媒を組み合わせた。燃費は50km/Lに向上し、最高出力も9.0psにアップした。クルマのスポーツセダンのイメージを取り入れ、シャープな曲面で構成するスポーティーボディーを採用。タイヤはフロント12インチ、リア10インチで、これはスペイシー100(JF13)と同様で、前後連動ブレーキも装備。ライトはスペイシー100のフロントカウルからハンドルマウントに変更された。シート下にはクラス最大となる35リットルの収納スペースを確保しながら、740mmの低シート高を実現。2009年にはツートーンのスペシャルカラーを台数限定発売、2010年には税込24万9900円(税抜23万8000円)へと価格を下げ、「リード・EX」と車名を変更した。
(※2014年現在現行モデル)
- このページは本田技研工業株式会社のご協力を頂き製作しています
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