HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
カワサキ ニンジャ250R(2008年モデル)の歴史
ZZ-R250・ZZR250(EX250H)/1990年(平成2年)
ZZ-R(当初はダブルジーアールと呼んでいた)シリーズの末弟として登場。エンジンはGPZ250R、GPX250R系のパラレルツインで、2気筒だが14000rpm近くまで回り、40psを発生。マルチ(4気筒)にはない低中速域でのレスポンスの良さやトルクフルな走りを見せる。フレームは分割式のアルミ角断面の新設計ツインチューブで、足まわりはφ37mmフォーク、ユニトラックサス、前2.15-17&後3.50-17ホイール。ワンクラス上のボリュームと迫力のあるスタイリングで、ツーリングからスポーツライディングまで幅広く使えるモデル。カウル内側のキー付き小物入れ、テールカウルの収納式バンジーフック、センタースタンド、グラブバー等の装備はレプリカとは異なるツアラーであることを意識させる。2002年にはKLEEN(排ガス浄化システム)を装備し、ギヤ比を変更。大きな変更もなく、2008年にニンジャ250Rへバトンタッチ。
ニンジャ250R(EX250K)/2008年4月(平成20年)
エンジンはZZR250系で新設計された直打式DOHC4バルブヘッドの並列2気筒で、燃料供給にはケーヒンφ28mmインジェクションクションを採用。ZX-6R同様のデュアルスロットルバルブだ。2in1マフラーは集合部とサイレンサーにハニカムキャタライザーを二重装備して排ガス規制に適合しつつ、低中速から高速まで伸びのある吹け上がりを実現。また、自動調整機構を備えたカムチェーンテンショナーはモトクロッサーKX450Fと同様のシステムで、たるみによるメカニカルノイズやフリクションロスを低減。大径鋼管製ダイヤモンドフレームに、φ37mmフロントフォーク、60×30mmの角型スイングアーム&モノショックサスペンション、フロント2.75-17/リア3.50-17サイズのホイールといった足まわり。ZX-10Rシリーズのイメージで仕上げられたスリムなテールカウルに、シートもスーパースポーツライクなセパレートタイプを採用。2013年にニンジャ250(EX250L)にモデルチェンジ。
- このページはカワサキモータースジャパンのご協力を頂き製作しています
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