HISTORY ~時代を彩ったバイクたち~
ホンダ アフリカツイン750(RD07)の歴史
アフリカツイン650(RD03)/1988年
パリダカ・ワークスマシン「NXR750」の技術をフィードバック。水冷4ストVツインは位相クランク、3バルブ・ツインプラグを採用。フレームは角型断面ダブルクレードルタイプ。インナーチューブ径43mmのフロントフォークはエアアシスト機構付き。リアは圧側調整可能なリザーバータンク付きショックとアルミスイングアームの組み合わせ。フロントブレーキは2ポットキャリパー&大径ディスク。大型24リットルタンクと一体デザインのアッパーカウル、大型アルミアンダーガードなど、NXR750のイメージを具現化。
アフリカツイン750(RD04)/1990年
排気量を647ccから742ccにアップしたことで、キャブを大径化し、オイルクーラーを新設。NXR750のノウハウを継承し、エンジンの総合性能を一段と向上させた。フロントブレーキはダブルディスクとなり、リアは240mmから256mmへ大径化。アッパーカウル上部のデザインを変更し、風防効果を高めた。ライトは35/35Wから60/55Wへ大光量化、バッテリーの大容量化など、装備の充実化が図られた。92年には多機能式デジタルトリップメーターを新採用。
アフリカツイン750(RD07)/1993年
モデルチェンジし、3代目は型式RD07に変更。フレームは新設計の角型断面ダブルクレードルタイプ。外装はタンク、アッパーカウル、サイドカバー、リアフェンダーのデザインを一新。シートを肉厚にしながらも、シート高を865mmに抑え、足着き性を向上。下部には小物スペースを装備した。キャブはVPタイプを採用、エアクリボックスをタンク前部に配置し大容量化とメンテナンス性を向上させた。
マイナーチェンジ/1996年
アッパーカウルとスクリーンの形状を変更し、風防効果を向上。さらに、シート形状を変更し、座り心地を向上。二人乗りをより快適なものとした。エンジンは、点火方式をフル・トランジスタ式バッテリー点火に変更し、サイレンサーを大型化したことで、最高出力を57PSから58PSへアップ。燃費の向上も実現した。リアキャリアをU字ロックを収納できるタイプを新採用した。
- このページは本田技研工業株式会社のご協力を頂き製作しています
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